昨日は、息子の定期歯科検診でした。
我が家の場合、1ヶ月に1回行っています。
息子は不器用なので、歯ブラシでうまく汚れを取るのが難しいのです。
歯ブラシで歯を磨くというのもすごく嫌いみたい。特に前歯は磨かせてくれません。自分で磨く時は前歯だけ避けてる。仕上げ磨きで私がやると、すごく暴れて磨きが甘くなってしまってます。
歯を磨くことに慣れてほしいのと、歯磨き指導という方向から歯科医院に定期的に通っているのです。
■障がい児が歯科疾患に弱い原因
我が家の場合で考えてみた原因なので、障がいをもっている人すべてにあてはまらないとは思いますが、原因について考えてみました。
障がいを持っている人は、うまく自分の身体を意図的に動かすことが難しいことから、ブラッシングがうまくできないことが歯科疾患に弱い原因のひとつになるのではないでしょうか。
息子の場合、手が不器用なので、細かく歯ブラシを動かすことが難しかったりします。前、横、奥、という風に、歯ブラシを少しずつずらして歯に当てて動かす、というのは普通の人にはなんでもないことのようですが、結構な高等技術なんです。
息子は見よう見まねで一生懸命、そのように動かしているつもりなのですが、
腕は動いてるけど、歯ブラシがあんまり動いてなかったり・・・
歯ブラシは動いてても、歯にあたってなかったり・・・
歯ブラシは動いて歯に当たってても、すごい勢いで、奥、前と移動していたり・・・
頑張っているんだけど、できてはいないので、こうだよ・・・と教え諭したりするともうだめです。我が家の息子グレて歯磨きしなくなっちゃいます。
息子の場合なのですが、とにかく歯ブラシが歯に当たるのが嫌いみたいなのです。特に前歯に当てるのがイヤみたい。
「若干過敏症があるのではないか・・・」と、支援学校の先生は言っています。
幼児期の歯医者さんで、歯磨きで、前歯を磨く時はそれはもうすご~く泣いて暴れるので、何故だろう?と歯科衛生士の方に伺ったら、
「痛いわけないんだから、ガンガン磨いてれば、そのうち慣れるわよ」「磨き方が足りないわ」と言われて、
と、私が腑に落ちなかったので、病院を転院し、点々と変わっているうちに、支援学校にてようやく学校の先生から、「若干過敏症なのかもね」という話を伺い腑に落ちた次第です。
普通の歯の知覚過敏症とは違って、触覚過敏とか、感覚過敏とかの分野じゃないかと思います。
そういえば、
息子は、手が汚れるのがあまり好きじゃないです。
土いじりも苦手、植物を触るのも苦手です。
そういった分野の過敏から、前歯を触られるのがいやなのでしょうか・・・。
歯科医院の先生に聞いたところによると、耳鼻科系が弱いと、バイキンが口の中で繁殖しやすいから歯にも影響するとの事でした。
我が家の場合もろ、それかも。鼻水三昧の時は、歯茎から出血が多くなります。
ダウン症の特徴、筋肉が弱く、口元もゆるい、舌も大きいというのもあって、口呼吸なんですよね。口閉じてほしいけど、難しいみたいで、少しでも力が付くように、学校と家とで訓練したりはしています。
そして、鼻水が喉の落ちる「後鼻漏」という症状も若干もっています。これもなかなか治りません。
鼻水を外へ出すのがとても難しく、一生懸命「鼻かみ」の練習をしているのですが、以前よりかなりうまくなってきたものの、まだまだ後鼻漏が治るという感じではないです。
息子の場合、鼻水から耳、目、歯科疾患まで、起こしていて、鼻水を自分の体外へ自分で出せるようになると、ずいぶん身体が楽になるんじゃないかと思われるのですが・・・
■ダウン症児の歯磨き方法
そうはいっても、歯は磨かなくては・・・
と、小学2年生の時くらいまでは、寝かせ磨きで、私の足で身体を羽交い絞めみたいな感じで、身体を押さえつけて磨いていました。
するご、すごく暴れて泣き叫ぶ。周りから虐待してると思われてるかもしれませんが、仕方ないんですよ~
↓猫で表現してみました。我が家の歯磨きこんな感じ。

でも、だんだん身体も大きくなり、寝かせ磨きが不可能になってきました。

泣くことはなくなったのですが、寝かせると、ブリッジなんかして、身体をうねらせて、羽交い絞めから逃げることができるようになったのです。

歯磨きでバトル・・・
今一番の大変な私の作業となっています
■障がい児は歯科治療より予防
歯磨きで暴れる息子なので、治療になると大変なことになる~と、予防に力を入れるという方向で現在に至ります。
障がいを持っている人は、意図的に我慢して、身体を動かさないようにするのが難しいからか、障がい者のための歯科診療所があります。
我が家は普通の歯医者さんに行ってたんですけど、暴れるからもう無理的に勧められて、普通の歯科診療患者から脱落しました。
その時は普通の人と区別されたみたいで、とても私が辛かったのですが、今では息子のためには、障がい者のための歯科診療所に行ってよかったと思っています。
障がいを持っている人は、普通の人とやっぱり身体も行動も違うので、
障がい者をよく知っている先生の方が、いろんな私の疑問にも答えてくれるし、情報もたくさん教えてくれます。
障がい者に対する接し方も、我慢しろとはあまり言わないし、言う通りにしないからと怒ったりもしません。
障がい児が、感情のコントロールが難しく、我慢できないのを知っているからだと思います。
昨日の診療では、ただ歯の裏側に歯石がついていたみたいで、なかなかとれなかったので、歯石とりの機械でとろうとしたとたん、猛烈に暴れ出し、ぎゃーぎゃー泣き叫び、4人で抑え込まなくてはならなくて大変でした。
暴れ泣き叫び過ぎて、治療中、顔の皮膚内側の毛細血管がぶちぶち切れたらしく、息子の目の周りの皮膚が赤くまだら状態に~

初、歯石取りの機械を体験だったので、「きーーーーーん」という音が、恐怖をあおったのだと思います。
■歯科予防対策
暴れる子どもの口の中に歯ブラシ入れて、歯ブラシだけ動かすのって至難の技なので、勝手に振動してくれる電動歯ブラシはどうかと使ってみています。
今のところ、普通の歯ブラシよりま~ま~磨けている感じがします。電動歯ブラシは、苦手な子も多いと聞いたのですが、息子の場合は大丈夫でした。
ただ、前歯はやっぱり触るのが嫌みたいで、仕上げ磨きで暴れてます。
息子が電動歯ブラシを使いだすと、
となって、今では電動歯ブラシ一家になってしまいました。
私だけが使っていない。電動歯ブラシ、私、苦手
電動歯ブラシは、手がうまく扱えなくなったら使おうと思っています
我が家の場合、1ヶ月に1回行っています。
息子は不器用なので、歯ブラシでうまく汚れを取るのが難しいのです。
歯ブラシで歯を磨くというのもすごく嫌いみたい。特に前歯は磨かせてくれません。自分で磨く時は前歯だけ避けてる。仕上げ磨きで私がやると、すごく暴れて磨きが甘くなってしまってます。
歯を磨くことに慣れてほしいのと、歯磨き指導という方向から歯科医院に定期的に通っているのです。
■障がい児が歯科疾患に弱い原因
我が家の場合で考えてみた原因なので、障がいをもっている人すべてにあてはまらないとは思いますが、原因について考えてみました。
●自分の身体を上手く使えない
障がいを持っている人は、うまく自分の身体を意図的に動かすことが難しいことから、ブラッシングがうまくできないことが歯科疾患に弱い原因のひとつになるのではないでしょうか。
息子の場合、手が不器用なので、細かく歯ブラシを動かすことが難しかったりします。前、横、奥、という風に、歯ブラシを少しずつずらして歯に当てて動かす、というのは普通の人にはなんでもないことのようですが、結構な高等技術なんです。
息子は見よう見まねで一生懸命、そのように動かしているつもりなのですが、
腕は動いてるけど、歯ブラシがあんまり動いてなかったり・・・
歯ブラシは動いてても、歯にあたってなかったり・・・
歯ブラシは動いて歯に当たってても、すごい勢いで、奥、前と移動していたり・・・
不器用・・・ という表現であってるかな?
頑張っているんだけど、できてはいないので、こうだよ・・・と教え諭したりするともうだめです。我が家の息子グレて歯磨きしなくなっちゃいます。
横からごちゃごちゃ言わないで!俺ちゃんとできてる!
歯磨きが下手なのは、ダウン症児の不器用さに加えて、息子の性格が災いしてるんだよなぁ・・・。
●感覚過敏
息子の場合なのですが、とにかく歯ブラシが歯に当たるのが嫌いみたいなのです。特に前歯に当てるのがイヤみたい。
「若干過敏症があるのではないか・・・」と、支援学校の先生は言っています。
痛いわけではないけど、痛く感じちゃうんですかね~?
幼児期の歯医者さんで、歯磨きで、前歯を磨く時はそれはもうすご~く泣いて暴れるので、何故だろう?と歯科衛生士の方に伺ったら、
「痛いわけないんだから、ガンガン磨いてれば、そのうち慣れるわよ」「磨き方が足りないわ」と言われて、
そうなのかな?でもすごく泣くんだけど~
と、私が腑に落ちなかったので、病院を転院し、点々と変わっているうちに、支援学校にてようやく学校の先生から、「若干過敏症なのかもね」という話を伺い腑に落ちた次第です。
普通の歯の知覚過敏症とは違って、触覚過敏とか、感覚過敏とかの分野じゃないかと思います。
そういえば、
息子は、手が汚れるのがあまり好きじゃないです。
土いじりも苦手、植物を触るのも苦手です。
そういった分野の過敏から、前歯を触られるのがいやなのでしょうか・・・。
●耳鼻科系が弱い
歯科医院の先生に聞いたところによると、耳鼻科系が弱いと、バイキンが口の中で繁殖しやすいから歯にも影響するとの事でした。
我が家の場合もろ、それかも。鼻水三昧の時は、歯茎から出血が多くなります。
ダウン症の特徴、筋肉が弱く、口元もゆるい、舌も大きいというのもあって、口呼吸なんですよね。口閉じてほしいけど、難しいみたいで、少しでも力が付くように、学校と家とで訓練したりはしています。
そして、鼻水が喉の落ちる「後鼻漏」という症状も若干もっています。これもなかなか治りません。
鼻水を外へ出すのがとても難しく、一生懸命「鼻かみ」の練習をしているのですが、以前よりかなりうまくなってきたものの、まだまだ後鼻漏が治るという感じではないです。
息子の場合、鼻水から耳、目、歯科疾患まで、起こしていて、鼻水を自分の体外へ自分で出せるようになると、ずいぶん身体が楽になるんじゃないかと思われるのですが・・・
■ダウン症児の歯磨き方法
そうはいっても、歯は磨かなくては・・・
と、小学2年生の時くらいまでは、寝かせ磨きで、私の足で身体を羽交い絞めみたいな感じで、身体を押さえつけて磨いていました。
するご、すごく暴れて泣き叫ぶ。周りから虐待してると思われてるかもしれませんが、仕方ないんですよ~

↓猫で表現してみました。我が家の歯磨きこんな感じ。

でも、だんだん身体も大きくなり、寝かせ磨きが不可能になってきました。

泣くことはなくなったのですが、寝かせると、ブリッジなんかして、身体をうねらせて、羽交い絞めから逃げることができるようになったのです。

歯磨きでバトル・・・
今一番の大変な私の作業となっています

■障がい児は歯科治療より予防
歯磨きで暴れる息子なので、治療になると大変なことになる~と、予防に力を入れるという方向で現在に至ります。
障がいを持っている人は、意図的に我慢して、身体を動かさないようにするのが難しいからか、障がい者のための歯科診療所があります。
我が家は普通の歯医者さんに行ってたんですけど、暴れるからもう無理的に勧められて、普通の歯科診療患者から脱落しました。
その時は普通の人と区別されたみたいで、とても私が辛かったのですが、今では息子のためには、障がい者のための歯科診療所に行ってよかったと思っています。
障がいを持っている人は、普通の人とやっぱり身体も行動も違うので、
障がい者をよく知っている先生の方が、いろんな私の疑問にも答えてくれるし、情報もたくさん教えてくれます。
障がい者に対する接し方も、我慢しろとはあまり言わないし、言う通りにしないからと怒ったりもしません。
障がい児が、感情のコントロールが難しく、我慢できないのを知っているからだと思います。
昨日の診療では、ただ歯の裏側に歯石がついていたみたいで、なかなかとれなかったので、歯石とりの機械でとろうとしたとたん、猛烈に暴れ出し、ぎゃーぎゃー泣き叫び、4人で抑え込まなくてはならなくて大変でした。
暴れ泣き叫び過ぎて、治療中、顔の皮膚内側の毛細血管がぶちぶち切れたらしく、息子の目の周りの皮膚が赤くまだら状態に~

初、歯石取りの機械を体験だったので、「きーーーーーん」という音が、恐怖をあおったのだと思います。
我慢できない子なんで、周りが大変になって申し訳ない気持ちでいっぱい。もうちょっと慣れてくれるとホントにみんなが楽になるんだけど・・・。
■歯科予防対策
暴れる子どもの口の中に歯ブラシ入れて、歯ブラシだけ動かすのって至難の技なので、勝手に振動してくれる電動歯ブラシはどうかと使ってみています。
リンク
今のところ、普通の歯ブラシよりま~ま~磨けている感じがします。電動歯ブラシは、苦手な子も多いと聞いたのですが、息子の場合は大丈夫でした。
ただ、前歯はやっぱり触るのが嫌みたいで、仕上げ磨きで暴れてます。
息子が電動歯ブラシを使いだすと、
私も電動歯ブラシがいい
俺も電動歯ブラシ欲しい
となって、今では電動歯ブラシ一家になってしまいました。
私だけが使っていない。電動歯ブラシ、私、苦手

電動歯ブラシは、手がうまく扱えなくなったら使おうと思っています

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