障害児の歯科診療~我が家の場合

2019年5月30日

昨日は、息子の定期歯科検診でした。

我が家の場合、1ヶ月に1回行っています。
息子は不器用なので、歯ブラシでうまく汚れを取るのが難しいのです。仕上げ磨きもすごく嫌がります。慣れるという方向と、歯磨き指導という方向から歯科検診が多くなってしまいます。

障がい児が歯科疾患に弱い原因

我が家の場合で考えてみた原因なので、障がいをもっている人すべてにあてはまらないとは思いますが、原因について考えてみました。

自分の身体を上手く使えない

障がいを持っている人は、うまく自分の身体を意図的に動かすことが難しいことから、ブラッシングがうまくできないことが歯科疾患に弱い原因のひとつになるのではないでしょうか。

息子の場合、手が不器用なので、細かく歯ブラシを動かすことが難しかったりします。前、横、奥、という風に歯ブラシを少しずつずらして歯に当てて動かすというのは普通の人にはなんでもないことのようですが、結構な高等技術なんです。

息子は見よう見まねで一生懸命、そのように動かしているつもりなのですが、腕は動いてるけど、歯ブラシあんまり動いてなかったり・・・(^▽^;)

歯ブラシ動いてても、歯にあたってなかったり・・・(*´з`)

歯ブラシ動いて歯に当たってても、すごい勢いで、奥、前と移動していたり・・・(´・ω・`)

「不器用」

と、表現するしか・・・^^;

頑張っているんだけど、できてないので、こうだよ・・・と教え諭したりするともうだめです。

我が家の息子グレて歯磨きしなくなっちゃいます・・・(;´Д`)

歯に歯ブラシを当てるのがイヤ

息子の場合なのですが、とにかく歯ブラシが嫌いなのです。特に前歯に当てるのがイヤみたい。

若干前歯の部分が過敏症なのではないか・・・という話です。
痛いわけではないけど、痛く感じちゃうんですかね~?

それは小さい時からありました。

小さい時は、歯磨きで、前歯を磨く時はそれはもうすご~く泣いて暴れるので、何故だろう?と歯科衛生士の方に伺ったら、

「痛いわけないんだから、ガンガン磨いてれば、そのうち慣れるわよ」「磨き方が足りないわ」と言われて、そうなのかな~?でもすごく泣くんだけど・・・

と、私が腑に落ちなかったので、

病院を転院し、点々と変わっているうちに、支援学校にてようやく学校の先生から、

「若干過敏症なのかもね」

という話を伺いました。

普通の歯の知覚過敏症とは違って、触覚過敏とか、感覚過敏とかの分野じゃないかという事に落ち着いています。

そういえば、息子は、手が汚れるのがあまり好きじゃないです。
土いじりも苦手、植物を触るのも苦手です。
そういった分野の過敏から、前歯を触られるのがいやなのでしょうか・・・。

その話でなんとなくナットクのいった私ですが、
前歯はやっぱり磨かねばならないところ!

小学2年生の時くらいまでは、寝かせ磨きで、私の足で、身体を羽交い絞めみたいな感じで、身体を押さえつけて磨いていたのですけど(すげ~暴れて泣き叫ぶんですけどね・・・周りから虐待してると思われてたかもしれない・・・(;^ω^))

↓猫で表現してみました。

だんだん身体も大きくなり、寝かせ磨きが不可能になってきました。

泣くことはなくなったのですが、寝かせると、ブリッジなんかして、身体をうねらせて、羽交い絞めから逃げることができるようになったのです。

歯磨きでバトル・・・
今一番の大変な私の作業となっています(T_T)

耳鼻科系が弱い

歯科医院の先生に聞いたところによると、耳鼻科系が弱いと、バイキンが口の中で繁殖しやすいから歯にも影響するとの事でした。

我が家の場合もろ、それかも・・・

鼻水三昧の時は、歯茎から出血が多くなります。

ダウン症の特徴、筋肉が弱く、口元もゆるい、舌も大きいというのもあって、口呼吸なんですよね。口閉じてほしいけど、口の機能的に

「口閉じろ~!!」

とは言いにくい・・・。

口まわりに少しでも力がつくように、訓練はしているのですけどね・・・。

現段階では、ここはどうしようもないです。バイキンさんは息子めがけてやってきやすいのです。

そして、鼻水が喉の落ちる「後鼻漏」という症状も若干もっています。これもなかなか治りません。

鼻水を外へ出すのがとても難しく、一生懸命「鼻かみ」の練習をしているのですが、以前よりかなりうまくなってきたものの、まだまだ後鼻漏が治るという感じではないです。

息子の場合、鼻水から耳、目、歯科疾患まで、起こしていて、鼻水を自分の体外へ自分で出せるようになると、ずいぶん身体が楽になるんじゃないかと思われるのですが・・・

障がい児は歯科治療より予防

歯磨きで暴れる息子なので、治療になると大変なことになる~と、予防に力を入れるという方向で現在に至ります。

障がいを持っている人は、意図的に我慢して、身体を動かさないようにするのが難しいからか、障害をもっている人のための歯科診療所があり、我が家は普通の歯医者さんから勧められて、普通の歯科診療患者から脱落しました(;´Д`)

子どもの頃は普通の歯科医院に行っていたのですが、だんだん手に負えなくなってきたからか、やんわりと、障がい者のための診療所を紹介さるという経緯をもっています。

その時は普通の人と区別されたみたいで、とても私が辛かったのですが、
今では息子のためには、障がい者のための歯科診療所に行ってよかったと思っています。

障がいを持っている人は、普通の人とやっぱり身体のつくりが違うんです。
行動も違います。

日々、障がいをもっている人の歯を見ている先生の方が、
歯科だけでなく、いろんな私の疑問にも答えてくれるし、
障害についての情報をたくさん持っています。

障害者に対する接し方も全然違います。

我慢しろとはあまり言いません。
我慢できないのを知っているからです。
感情のコントロールが難しいのです。

身体が動くからもうだめだ~と、思ったら、

人海戦術で、押さえこみにかかるか、

それ以上だとネットに入れて身体の動きを制限する作戦に出ます。

普通の歯科医院で、「我慢してください~」と言う場面で息子は、
「我慢」がわからないので、できなくて、
診療が進みにくい迷惑な子と先生に思われていたと思います。

普通の歯科医院に通っている時、先生や衛生士の方々が「○○してね」と言われても、
息子はその○○がわからなくて、

でも先生には、何がわからないのかがわからないんですよね。

それはドクターといえども、障害については専門ではないので、障害に知識がないからと思います。

息子は身体が小さいからか、まだ人の力で押さえこめるんですけど、身体が大きくなって力がつくと、きっともうムリ・・・

昨日の診療では、ただ歯の裏側に歯石がついていたみたいで、なかなかとれなかったので、歯石とりの機械でとろうとしたとたん、猛烈に暴れ出し、ぎゃーぎゃー泣き叫び、4人で抑え込まなくてはならなくて大変でした~(;´Д`)

暴れ泣き叫び過ぎて、治療中、顔の皮膚内側の毛細血管がぶちぶち切れたらしく、息子の目の周りの皮膚が赤くまだら状態に~

初、歯石取りの機械を体験だったので、「きーーーーーん」という音が、恐怖をあおったのだと思います。

これが、虫歯を取るタービンとかになったらどうなるんだ?(>_<)

恐怖に私がおののいてしまいます(T_T)
歯科診療台でネットにくるまれる日がくるのも近いのか・・・。

なるべくなら、自分の力で歯科診療を受けられるように・・・

「予防」と歯科への「慣れ」

この2大目的のために、やはり頑張って通い続けなくてはならない・・・・

と、誓ったのでした~(^^;

予防に対する我が家の対策

暴れる子どもの口の中に歯ブラシ入れて、歯ブラシだけ動かすのって至難の技なので、勝手に振動してくれる電動歯ブラシはどうかと実行してみています。

今のところ、普通の歯ブラシよりま~ま~磨けている感じがします。

電動歯ブラシは、苦手な子も多いと聞いたのですが、息子の場合は大丈夫でした。

ただ、前歯はやっぱり触るのが嫌みたいで、
仕上げ磨き➡暴れるは、一緒なのですけどね・・・。

息子が電動歯ブラシを使いだすと、
「私も欲しい」と、娘も電動歯ブラシになり、

娘と息子が電動歯ブラシを使いだすと、
「お父さん」も欲しい・・・と、なってしまい、

今では、電動歯ブラシ一家になってしまいました。
日々、細かな手の動きを訓練しているのは私だけ~(-_-)

↓コンパクトヘッドで首が少し曲がっているやつが好きです(*´ω`*)

変な落ちがついた、我が家の歯科疾患対策でした~(;^ω^)