ひといちばい敏感な子との接し方

2019年5月17日

 

以前、「ひといちばい敏感な子 」という本を読んで、

これは・・・娘のことか?

と、思ってしまって、「敏感」ということを意識して、娘と接するようにしています。

HSC(ひといちばい敏感な子ども)は遺伝するらしいですが、私と旦那では旦那の方がHSP(ひといちばい敏感な人)ぽいです。

娘の気持ちは私には理解不能なことが多く、旦那の方が娘をよくわかっているような気がする・・・

HSCのチェックリストがあるのですが、チェックリストでは私も、結構チェックがつくところもあるのですが、娘と旦那はすごく多かったです。

こ、これがHSC、HSPというものか?

私にとって彼らは、異次元の感情と異空間の行動って気がするときがあります。
ひといちばい敏感~の気持ちは難しすぎる(-“-)

娘の場合小学生のうちはまだよかったのですが、中学生になってから、ますます敏感がエスカレートした気がします。

敏感な子どもの子育てに悩み、HSCの本を読んでみた

中学生になり、新しい環境になると、娘のHSC絶好調・・・

ぎゃ~~~どう接すればいいんだ~

と、悩んだ挙句、またしても本に頼ることにしました。

今回読んだのは、

と、

娘にも読んでほしくて、わかりやすそうなものを選んだけど、敏感な娘なので、反応が恐ろしくてまだ勧められていません。

娘は敏感でけっこう損してるなぁ・・・と、思う事が多々あります。
自分が悲しかったり、苦しかったりしやすい方向に考えて進みやすいです。

自分でそのことに気づいてなくて、同じとこぐるぐる回ってる感じ。

またか~(;´Д`)
と、私が振り回されている今日この頃~

上記2冊の本を書いた先生は、お二方ともHSP(ひといちばい敏感な人)なんだとか。読み進んでいるうちに私にもわかる節はあるものの、

その気持ち、まったくわからん!

ということも数知れず・・・。

でも、わからないからといって、娘に対して、自分の思いだけで、ぎゃーぎゃー言ったり、怒ったりは、彼女をフリーズ状態にするだけで、なんの効果もないというのは、ここまで生活してきてわかってる・・・

なので、なんとか解決策があれば・・・と思ったのですが~。

我が家のHSC列伝

我が家の娘がHSCという診断を受けたわけではないので、娘はホントにHSCなのか?とはいつも思っていることなのですが、

なんでこ~なるの?

と、思ってしまうのです。それを列挙してみると・・・

勉強編

小学校入学・・・

勉強がスタートして、勉強というものに苦戦しました。なんの事やらさっぱりわらかなかったみたいです。特に算数がまったくわからず、数は数えるだけじゃなく、足したり引いたりもする・・・というのがわかんなかったみたいです。

そして、わらかないというのを表現できないので、わかったふりをして、1学期、2学期と過ぎていく~「わからない」と言えないのです。

でもテストの点数がだんだん悪くなり、こりゃ塾だな・・・と入塾を勧めましたが、「塾はいや」と・・・。多分、知らない人、知らない環境に自分を置きたくない・・・と思われますが、その気持ちを人に言ったりもできない・・・(;´Д`)

仕方ない、その気持ちを尊重しようと、家で一生懸命勉強したけど、やっぱりどんどんおいてけぼりになってしまう。

で、もう3学期もおしせまり、本人も勉強置いてけぼり状態にようやくあせってきたのか、塾に行く運びとなりました。

塾は、小学校のすぐ近くにしました。ここだったら、きっと同じ小学校の子がいるはずだ・・・と。

そしてお友達がいたので助かった~(;´Д`)
って感じでした。

そんな感じにきっとなんとかなるのに、なんとかなると思えなくて、行動が遅いのが彼女です(-“-)


そして中学生になって・・・

小学生の時のテストには、テスト範囲というものがなくて、どちらかというと、学習したものがわかっているかどうかの判断をするためのテストって感じで行われていたけど、

中学生になって、中間、期末テストとあって、テスト範囲というところから出題されるというシステムになっています。(どこもそうだと思うけど~)

でも、娘はこのシステムについていけなかった(;´Д`)

テスト前にはテスト範囲から出題されるであろう問題を想定して、自分で勉強しなければならないというシステムが嫌だったのか、システム自体がわからなかったのかは謎ですが、とにかくまったく勉強しなかった、最初の中間テスト。

テスト期間中にぐーぐー寝てて、なんにも勉強ぜず、惨敗。

そりゃそーだろ、と私は思ったのですが、
本人は勉強しなくてもそこそこの点数取れると思っていたらしく
(↑すごい度胸(;´Д`))
小学校でその方式でずっとやっていたので、その延長でテストに望んでしまったようです。

そして1学期期末テスト、これは勉強しないとだめなんだと気づき、とりあえず勉強したようですが、テスト範囲が彼女にとっては広すぎるようで、小出しのテストはうまくいくのですが、記憶するのが苦手なので、昔勉強したことはどんどん忘れていき、過去の小テストでいい成績を得ても、学期末テストでは惨敗するという結果に・・・

2学期も、とにかく英単語を覚えるとか、社会や理科の要点を覚えるとかがまったくダメで、苦戦。

塾は小学生用の塾だったので、修業してしまっていて、中学では行きたくないと言っていたので、ずっと自分で頑張っていたようですが(とりあえず勉強はしてる)、覚えるのがとにかくできないみたいで、結局は学習塾へ行く運びとなりました。

またしてもその気持ちになるのが遅い!

学習塾は、小学校時代と同様、友達がいる塾にしました。そうしないと、今度は塾に慣れるまでに時間がかかり、勉強するために行くのに、多分、気後れとか気遣いとかいろいろ勉強以外の事を考えて、勉強することすらできない(^_^;)

環境は彼女にとって、とても大事なものなのです。

小、中の彼女と生活を共にしてわかったのは、、状況判断と気持ちの切り替えが遅い。そして、場所に慣れるのも遅い。新しいものが苦手。

HSCは、生きて行くために、感覚を磨いて、磨いてきた先祖の記憶が感覚鋭利になって、出てきていて、鋭利すぎて今の生きづらさにつながっているのではないか・・・という本を読みました。
(↓に記事書いてます。)

昔の記憶が邪魔して、あまりにも考えすぎ?という説みたいなのですが、娘についてはまさしくそんな感じがします。

中学生になって、こうなるんじゃないかとは思ったのですが、やっぱり二の舞を防ぐことができなかった~(;´Д`)昔の記憶すごすぎます(;_;)

我が家なりの対処法

こちらの本には、「勉強でつまづきやすいこと」という項の中に、順番に記憶したり、処理したり構成したりするのが継次処理が弱い子や、一度に同時に行う同時処理が苦手な子がいます・・・とあり、これって娘のこと?

そんな子は右脳系で、何かを見てパッと答えるとか、イメージや空想を広げてサッと絵を描くとか、直観的ひらめきを発揮するというのが得意、とありました。

そうそう、ダンスの振りはすぐ覚えるし、中学で入った吹奏楽部で、楽器なんか使ったこともないのに、すぐできたり、楽譜もほとんど読めなかったのに、すぐできるようになったり、

それなのに、なんで英単語は覚えられないの?(゜゜)

本によると、本来HSCはとても記憶力がいいそうですが、勉強に必要とされる左脳的なものなのだそうで、右脳的なものとは記憶の質が違うのだとか。

娘が言うには、好きなことはすぐできるけど、嫌いな事は出来ないと言っていました。感情の問題なのでしょうか・・・。感情が強すぎるから?誰でもそうだと思うけど、娘の場合ちょっと度が過ぎているように思います(~_~)

苦手克服よりも、得意を伸ばした方がよいとあったけど、
5教科全滅だと好きなことをする学校にすら入れないよ(;_;)

得意だけで生きて行くには、なかなか難しい世の中・・・(;´Д`)

結果的には、塾に行くことにしたのですが、「塾はいや」と言っていたにも関わらず、行くと「楽しかった」と言って帰ってきます。

そりゃ先生が「繊細な子」と気を使っているからですよ(-_-)
勉強も、丁寧に言葉をつくして教えてくれているみたいで、少しずつ成績が伸びてきました。

対処として今思いつくのは、周りのサポート?

他、新しい環境はじっくり、ゆっくり与える、勉強はコツコツできるようにする、成績についてはマイナス要素をプラスにする方法を語るようにする・・・など・・・。

ガミガミ言うと、フリーズしてまったく対処できなくなるので~(^^;)

思い込み編

小学生の時・・・

学用品が「絵柄がかわいいもの」は学校で使ってはいけない、と勝手に思い込んでいて、ずいぶん損をしていました。お友達はかわいい絵柄の学用品とかを使っていたのですが、娘は誰かに言われたのか「かわいい絵柄」の物はダメとずっと思っていたようです。

かなり大きくなってから、そんなことはない、ということを理解したようですが、普通となりのお友達が「かわいい絵柄」のを使っていたら、自分も使ってみようと思うじゃん(-“-)

そこに気づくのにずいぶん時間かかりました。

それは中学生になってからも・・・

「髪留めはつかっちゃだめ」と思いこんでいて、ずっと中途半端な長さの髪を一生懸命ゴムで縛って学校へ行っていたのですが、

実はそんなことはなかった。

ぱっちんどめはダメだけど、アメピンならよかったらしい。

それに気づいたのが中学入学から半年以上たってから・・・。

先日は、制服のブレザーの下に学校指定のセーターを着て行って、ちょっと暑かったらしいのですが、そのままずっと着ていて暑すぎて具合が悪くなったそう。

暑くなったらセーター脱いでブレザーだけにしたらよかったのに・・・

と、言ったら

いったん着て行ったら脱いだらだめって決まっているのよ

と、言っていました。

そんなことあるか?

多分また思い込んでいるだけなのだと思います(;´Д`)

我が家なりの対処法

娘の思い込みは、怒られたり、嫌われたりするのが怖いとかいうネガティブな感情からくるものだと思います。

こちらの本の中に、マイナスカードを集めるのが好きといったことが書かれてあって、

そうそう、彼女はネガティブに考えるのが上手です。プラスもマイナスに変えるパワーも持ってる気がします。そう考える?といつも思いますもん。

幼い頃の刷り込みや人の嫌な感情を読み取ることができるので、このようになるのでは・・・とのことでした。

ですが、言葉や文字や行動になっていないものを読み取っているだけで、それが具象化されていないのに、勝手に妄想で決めつけているように私は思うのです。

本の中でも「本人が感じるだけで、現実には敏感な人の空回り、ひとりであれこれ思い悩み、エネルギーを使ってる」とあって、まさしく・・・と思いました。

自分の境界線が薄く、人に左右されやすいというHSCですが、自分の思いは強すぎる~(;´Д`)

こんな時の対処法は、根気強く、気づかせる元をばらまく・・・

それしか今は思いつかないので、一生懸命気づく方向にもっていくようにしているのですが~

環境編

娘は大きな音がダメです。

小さい頃は、

出先のトイレを流す音が大きすぎて泣いたり、フリーズしたり。
夜中の雷でもよく泣いたりして大変でした。そして震えてたりします。わ~こんな子いるんだなぁと思った私。その気持ち、まったくわからん私ですが、ここで、笑ったり、バカにしたりするとさらに傷つくみたいなので、ぐっと我慢(^_^;)

そんな娘は、人の声も大きかったり、ダミ声的なのも委縮してしまいます。

中学生になると、

自分がかなりできあがってきている子達なので、先生の言動も激しくなりがちです。そんな中、娘はけっこうびくつく場面も多いよう。

他の子がめちゃくちゃ先生に怒られていた日は、自分が怒られたように感じるのか、

先生がめちゃくちゃキレてて怖かった

と、その話ばかりします。

あんたが言われたんじゃないでしょー

なんですけど、その周りの雰囲気とかもすごく苦手なようです。

でも、クラスで誰々さんがとても面白い事をして、クラスが和やか楽しい雰囲気になった日は、

今日は誰々さんがおもしろい事して、みんなで笑って楽しかった~♡

と、言って帰ってきます。

あんたが話の中心じゃないのよね・・・

雰囲気に左右されがちな娘です。

我が家なりの対処法

音や声に敏感な訳は、右脳が活発だから・・・と本にはありました。

ミラーニューロンとやらの働きも活発で、磨かれ過ぎた鏡をもっているようなもの、なんだとか。

それゆえ、みたくない物を映し出してしまったり、相手の不機嫌や不快感を感じ取り、自分のものとして取り込んだりしてしまうのだとか・・・。

HSC、HSPの境界線が薄いというのは、そのせいなのだそうです。

環境に左右されがちなので、いい環境に自分を置くというのが大事なようです。

そのためにはまず、自分を知り、自分が苦手とするものを遠ざけたり、気にかけないという姿勢を持つことも大事なようです。

なかなか難しいことですが、でもこれは「敏感な人」だけではなく、いろんな人に当てはまることのような気がします。

娘は自分が「ひといちばい敏感」とは気づいていないので、いい環境に自分を置くというのはまだわかっていないと思いますが・・・幸い、周りが気を使ってくれる環境にいます。

いつか気づいて、周りの人に感謝の気持ちを持ってくれたらいいのですが・・・

それと、大きな音や大きな声は苦手ですが、楽器や音楽の音は大好きみたいです。

娘はクラシック音楽が好きです。ロック系、ハードロック的なものが苦手。

中学では吹奏楽部を自ら選びました。つ~より、小学校の時から中学に入ったら吹奏楽部に入ると決めていました。HSCは、吹奏楽部を選ぶ子が多いそうです。音楽が頑張ってる心を和ませるのでしょうか・・・。

人間関係編

友達関係もHSCは大変です。他人との境界線が薄いというのは、はっきり言うと、「自分がない」・・・というか、表現が下手くそすぎて、「自分がない」ようにみえるという感じがします。

なかなか気持ちをわかってもらえないので、生きづらさにつながるのではないでしょうか・・・。

娘の場合、

人とコミュニケーションするのが苦手で、大勢の人と遊んだりはとても疲れるみたいです。自分が発言しなくても、なごやかなムードの大勢の中にいるのは好きみたいなのですが、コミュニケーションしなければならない場では、難しい局面に立たされる時もあるみたいです。

幼児期、小学校時代はまだ親の介入の余地があったけど、中学生になるとそうもいかない。親の入る余地まったくなくなってしまって、娘ががんばって人間関係を開拓しなくてはなりません。

友達は「私はこう」「あなたはどう思う?」と聞いてくれているのに、返すのが難しい時があります。

想いを伝える時、こういった事を言ったら馬鹿にされるかも…という想いがあったり、想いを言葉にするのが苦手みたいで、すっと言葉になって出てこないって時があったりするみたいです。

その想いにふさわしい言葉がふっと頭に浮かんでこないという状況のよう。いつも「なんて言っていいのかわからない」と言っています。

年上の人との会話なら想いを察して「そう思っているのね?」と、言ってあげることもできるけど、同じ中学生同士で、その流れにはなるまいて~。

でも娘の周りの子たちは、たまたまそれを、

「天然な子」

と受け止めてくれているみたいで、なんとかそこそこ頑張って楽しくできる状況ではいるようです。

助かった~(;´Д`)

我が家なりの対処法

言葉が出にくいのには、

  • 頭にイメージが湧き過ぎて、なんて言っていいのかわからなくなる。
  • パニックになって、過剰に頭が働き過ぎて、かえって機能が落ちる。
  • 感情やイメージが湧かず、言葉が出てこない。
  • 言うのが怖くて止まってしまう。
  • 情報処理が遅い。

などのように種類があるそうです。
娘にもあてはまっているような気がします。

今は、イメージの娘には、こちらも「こうかな?」「ああかも・・?」とイメージで対応するしかない状況。

私はどちらかと言うと、弁が立つ方ですが、言葉が無力であることを思い知らされる毎日です。私の気持ちの持ち方を変えて、言葉がすべてではない、という対処法を今はとっています。

敏感と鈍感が、わかり合うむずかしさ

HSPとそうでない人は、考え方、というか、考える方向性が違うので、

「え?なんでそう思うの?」ということがよくあります。

私の場合、本や旦那の感性に頼って、「娘の気持ち」を探っているわけですが、たまに「私の気持ち」暴発で、押さえつける形になってしまいます。

HSCは強い言葉や強い行動が苦手。

娘は強い言葉や感情にはフリーズしてしまいます。なるべくこちらから出るのではなく、出てもらう形にしたいのですが、いつもそういう風にならないのよ~(;´Д`)

子どもの敏感さに困ったら読む本 児童精神科医が教えるHSCとの関わり方 [ 長沼 睦雄 ]の中に、「HSCを育てるための13か条」というのがあって、

「感じ方、考え方、気持ちを尊重し、価値観や期待を押し付けない」
「過保護、過干渉にならないように気を付ける」

などが13か条の中に入っています。

親の存在を大きく感じちゃうので、親の発言がささっちゃうんだと思います。
親にとっては、このコントロールがなかなか難しい~(;´Д`)

しかし、HPCは育て方こそがキーポイントみたいで、

子どもの時から敏感さに対して望ましい対応ができていたら、それほどマイナス感情にはなっていかないのだとか。

まだまだその敏感さに寛容な世の中でないために、心のバランスを崩してしまうHSPの方が多くいるそうなので、育てる方も「HSP、HSC」というものをまずは知って、対策を考えるというのは大事なことのような気がします。

そして、HSP、HSC自身も、そうだったんだなぁと気づき、その対策を考えるということも大事なのではないかと思います。

HSP、HSC関係の本いつの間にか、すごくたくさん出ていて、どんどん認知度が広がっているように思いますが、特に指導する立場の方々への認知度が高まるといいのでは・・・と思っています。

そうすることで、指導する側の人間性も高まるような気がします。

そうやってわかり合おうとして、人の心は磨かれていくものなのかな?

と、娘の敏感を、あ~でもない、こ~でもないと考えながら思うのでした~