マルチスライスCTスキャン
これは息子が滲出性中耳炎のため、チュービング手術を受けて、2ヶ月ほどたった時のお話。
今日はCTだと聞いていたので、昨日の時点で病院側に睡眠導入剤は使うのかどうかを電話で確認をとりました。
すると、「2分くらいおとなしくしていたら大丈夫ですので」と言われました。なので睡眠導入剤はつかいませんとの事。
と、言うと、「押さえつけて撮るし、最悪、睡眠導入剤は使うかもしれませんが、大丈夫ですよ」と言われました。
「睡眠導入剤を使うとなると、予約時間より早く行かないといけないんですよね?」と私が再度聞くと、
「30分くらい前にきてたら大丈夫ですよ」と答えをもらい、よし!頑張るぞ!と張り切って30分前に行って・・・
そこから悲劇が~~(;_;)
30分前にレントゲン検査室に行くと、検査開始30分前なので、30分待たされて、待たされた挙句、
「寝てないよね~、寝ないと撮れないのよ~」と言うので、「昨日、電話したら押さえつけて撮るって言われましたよ?」と言うと、「耳鼻科の人が言ったの?でも、寝た方がいいから睡眠導入剤を耳鼻科で飲ませてきてください」と・・・
耳鼻科で睡眠導入剤を飲ませるためにまた待たされて30分、寝かしつけで30分。これだけで1時間30分経過。
やっと寝てCT撮影。でもたった2分だよ。
この2分のために1時間30分費やされました(T_T)
そして診察待ち30分、診察15分。
診察では左は良くなってきてるけど、右耳はかなり悪いそう。鼻の中の状態が悪いから耳が悪くなったんだろうという事で、鼻をかかりつけの耳鼻科で治してから耳の経過をみましょうとのことでした。
そして、先生の紹介状作成待ち30分。やっと紹介状をもらって会計済ませたら、「お薬でてますので、もらって帰ってください」との事。薬の事なんて聞いてないけどな~と思いながら院内薬局のコーナーへ行くと、
「あれ?薬の話先生から聞きました?」と。「ぜんぜん聞いてませんけど・・・?」「しばらくお待ちくださいね」と今度は薬待ち。
そして待つこと15分。「今日、睡眠導入剤飲まれました?」と聞かれ、「飲ませましたけど・・・」と、答えました。
「そのお薬の事ですね。だからもうお薬ないです、どうぞお帰りください」ですと・・・。
でもここから一番怖い事が・・・
今まで、息子は歩けなかったので、睡眠導入剤の怖さを知らなかったのですが、これはほんとに身体が眠るらしく、頭は起きているのですが、立つ事ができず、ふらふらして、頭から倒れそうになったり、立って、がくっと崩れ落ちたり・・・。
と、まるで、明日のジョーのパンチドランカー症状そっくりで、待ち時間より衝撃的でした。
(wrote:2010-03-16 19:52:53)
睡眠導入剤は、これまで数々の検査の際、子どもなので、大人しくしておくことができないので、飲ませるしかないってんで、何度か飲ませてきましたが、いつもなんかいい事ないです。(↓ABR検査の時のお話でも書いてます。)
やっぱ、大人の意図通りに子どもを動かそうって魂胆がダメなのかもしれない・・・。サクッと検査できる方法が、なんか開発されるといいなぁ~
CTは副鼻腔疾患の診断にとても役立つものなんだそう。
今回息子がやった検査機は、マルチスライスCTという、最新機器だったようでした。
耳鼻科の先生としては、息子の鼻腔状態を知りたい為に、CT画像が欲しかったのだと思うのですが、大きな病院って、各検査室への連絡がうまくいってない~。
連絡がうまくいってない状態は、この病院だけじゃなかったです。
大きな病院っていろんな人が働いているので、仕方ないのかもしれませんが、医療なんで、人の身体がかかわってるので、診療の流れはきちんとしてほしい、と思った出来事でした。
息子の場合、MRIじゃなくてCTなんだな~と思ったので、MRIとCTの違いを調べてみました。どちらも体を輪切りに撮影して確認するという検査方法だということなのですが・・・
- X線(放射線)を使って写真を撮影する。
- 検査時間が短い(10分~20分)
- 空間分解能力が高い(細かく見える)
- 静か
- 体内にボルトやペースメーカーが入っていても検査可能
- 1mm以下のとても小さな病変もみつけることが可能

- 大きな磁石による「磁場」と、ラジオのような「電波」を使って写真を撮影。
- 検査時間が長い(20分~40分)
- 組織分解能が高い(コントラストがよく見える)ので骨の影響を受けにくく、病変と正常組織の濃度の差(コントラスト)がわかりやすい
- X線(放射線)を使用しない。

副鼻腔疾患で、MRI撮影もあるそうなのですが、息子の場合、小児で撮影時間を短くしたかったからCTだったのかな~?その辺はわかりません。
では、レントゲンってなんなの?
と、調べてみると・・・
- X線(放射線)を使って画像検査をするという点ではCTと同じだが、画像の性質は全く違う。
- レントゲンは一方向から放射線を照射してフィルムに画像を焼き付ける、いわばカメラで写真を撮って得られるような2次元の画像。
- 1枚のレントゲン写真で胸腔内や腹腔内を見ることができるので、臓器の位置や大きさなどを確認することができる。
- 骨の描出に優れているので、骨折などの診断に有用。
というものなんだとか。
心臓の手術をしたので、術後の検査で毎年レントゲンを撮るのですが、きちんと撮影できるようになるまでには、時間がかかりました。ダウン症児って病気がちなので、検査が多いんですけど、検査がすっとできないのが悩みです。


今では、普通に、自分だけで立って撮影できるようになりました。
CTやMRIは撮るチャンスが少ないので、まだまだ無理かなぁ・・・
今の耳鼻科の先生も、副鼻腔の状態とか、見たいようなのですが・・・。
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