小学校6年生最後の診察
息子は年に1回ダウン症の診察を受けています。
ダウン症って、「染色体が3本あります」と、生まれてすぐ検査をして知らされるので、ダウン症の診断はもう受けているのですが、支援施設をずっと使っていた流れで、幼児の頃は結構頻繁でしたが、小学校上がってからは年1回の診察を受けています。
我が家の場合、療育手帳取得の関係で、更新のたびに診断書を提出しなければならないというのもあって、せっせと通っている次第です。
病気の診察と違って、「どのように育てていますか?」って感じも受けるので、もしかして偵察的なもの?とかも思ってしまうのですが、困っている事に対応しやすいという側面もある診察なのかな~とかも思っています。
我が家では春休みに行っているのですが、昨年とは違った少し大きくなった息子を見て先生が、
「わ~大きくなったね~」
と、言ってくださいました。
そして、先生は、息子に向かって、
「今度は何年生になりますか?」
「何歳ですか?」
とか聞くのですが、
そういった事を言えないことをわかっていて、聞いていると思います。
今年も答えられませんでした~(;_;)
毎年いろんな事を話しかけてくれるのですが、息子は答えられません。多分先生の言っていることがわかってないと思います。
彼に年齢という概念はなく、何年生というのもわかってません。シンプルな感情に基づく言葉が一番理解しやすく、彼自身の口から出やすいです。
息子にいろいろ話しかけた後、私の方に
「最近はどうですか?」
と、息子の様子を尋ねてくる先生。
そして、毎年のように、
と、泣きついています(;´∀`)
学校やデイサービスと協力して、50音を教えたのですが、その50音を使って、今度は文字を読んで言葉を覚えるという風にしてみたらどうか、とやってみています。
↓今までこちらを使っていたのですが、

↓今は、少し絵を小さくしてみています。

絵と言葉を日ごろ見ることで、なんとな~くでもいいから覚えてくれるといいなって思っているところです・・・という話をしたら、
「自分で言っている言葉をフィードバックする力が弱いのかもしれませんね」
と、先生が・・・
息子は聴覚障害があるので、自分の声もあまりよく聞いてないみたいなのです。で、耳が悪い人は言葉の覚えも悪いのだとか・・・。
というと、
「それはね~難しいのよ~」
と、どうすることもできないみたいでした。
どんなに頑張っても言葉は伸びにくいって言われてしまったみたいで、めちゃショック(;_;)
家に帰って調べてみたら、「ことばの鎖」というのがでてきて、
自分が発した言葉は人にも伝わるけど、自分も聞いていて(フィードバック)、脳活性化・・・考えをまとめたり感情を増幅したりする、
というものだそうです。
↓こんな感じの絵で説明されていました。(これは自分で解釈して作ったので、詳しくは調べてみてください。私の解釈が間違っているかもしれん^^;)

で、息子の場合、自分て言っといて、その言葉を自分に聞かせてはいない・・・という事?
そういったのが弱いのでは?という疑問形で先生は言っていました。
息子はマイペース。人の言うことに左右されることは少ないです。でもそれって聞いてないからか~(;´∀`)
ダウン症で聞こえの障がい持ちは難しい~(;´Д`)
ですが、ここにきてダウン症の力、見る力が強いというのが発揮されてきていて、自分が言おうとしていることを、絵カードの中にないか、探している模様。
やっぱ、言葉で言うのは、
大量の言葉を覚えないといけないし、
その物や事象に合う言葉を頭で選ばないといけないので、
彼にとっては難しいのかな・・・。
今まで、いろんな方向でのコミュニケーションを探ってきましたが、
中学生という局面を迎えて、新たな展開になりそうです。
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