5年たったので、新しい補聴器を買うことにした~中等度難聴児の補聴器

息子は、中等度難聴です。度重なる中耳炎でなったのだと私は思っていますが、実際、難聴で生まれてきたのかもしれないし、そこはよくわかりません。

新生児聴覚スクリーニングでは、耳の穴が小さすぎて検査できなかったり、ABRや普通の耳鼻科での聴覚検査では聞こえてる判定を受けていたのですが、健常な聞こえではない事が4歳くらいでやっとわかりました。

息子は知的障がいを持っているので、自分では聞こえているかどうか言えないし、聞こえの意味もわからなかったのだと思います。なので、4歳までの聴覚検査の結果は、あまりあてになる検査結果ではなかったのでした。

この子うまく聴こえてないぞって見つけてくれたのは、聴覚支援学校の先生で、たまたま聴覚に問題があるお子さんをお持ちのママさんと知り合って、相談に行ってみたら?と勧められて行ったところから発覚したのでした。

はじめての補聴器

そこから補聴器生活に入ったのですが、最初は左右の聞こえの差がとてもあって、左の聴力がよくて、右がすごく悪いって感じだったのです。そんな場合は、両耳つけると、かえってうるさく感じてしまうそうで、聴力がいい方の左のみに補聴器をつけてみようとなり、左のみの補聴器を購入しました。

初めて買った補聴器 シーメンスのF201

シーメンスというメーカーの補聴器で、聴覚支援学校の先生が教えてくれた補聴器業者さんが取り扱っているメーカーがシーメンスでした。まったく知識がなかったので、業者さんまかせで選んだものでした。

赤○のところにLEDライトがあって、電池を入れると光り、電池がなくなると光が消える仕様になっていた

スケルトンのF201が当時オススメの物でした。このシリーズはスケルトンじゃない物からスケルトン仕様の物、色も多彩だったのですが、落としてもすぐわかるように目立つ色を選びました。

両耳補聴器は補助金で購入

その後、右の聴力は、鼓膜再生の手術をしたら、ぐんと上がってきて、左右差がなくなってきたので、右もつけてみようという事になりました。

補聴器は、身体障碍者手帳を持っている人しか補助金がおりないのですが、私が住んでいる自治体だからかもしれませんが、子どもに限っては言葉の習得の問題などから、中等度の難聴でも補助金が降りるという話だったので、左右あわせた補聴器を補助金を使って買いました。(全額は出なかった(^^;))

シーメンスのOctiv Pという補聴器
電池室の底に左右色分けのために印がついてあるのが良かったのですが、電池残量がわかるLEDライトがついてなかった

Octiv Pは防塵防水保護等級IP67というもので、当時一番防水効果が高いと思われたので購入を決めました。息子の汗で夏は電池がつけるたびに錆ていたので、防水効果が高いものにしました。

防塵防水保護等級IP67とは、「粉塵が中に入らない」「一時的に一定の水圧じの条件に水没しても影響がない(1m、30分)」ことを意味するそうです。
完全防水とは異なります・・・と、説明書に書いてありました。

で、使ってみたのですが、やっぱり毎年電池錆びてました( ;∀;)
そして毎年汗のために壊れていました。

補聴器の修理代は半端なく高い。
毎年「万」単位で補聴器修理代がかかります(;_;)

子どもが使うから「仕方ない」という聴覚支援学校の先生や業者の方の話で、毎年修理をしていましたが、3年目くらいから、汗のためにではない故障も増えてきました。

毎日使うので、劣化していくのも「仕方ない」んだよね~(;´Д`)

電池室が割れた(/ω\)

スピーカーが故障したり、電池室が割れたり、様々な故障を経験しました。もうほとんどの部品を新品に替える勢いですね・・・と業者の方に言われた昨年、これ以上は無理だ~と思って今回買い替えを決意しました。

と、いうのも、5年経過した後だったら、新規購入で、また補助金申請できるのです。

  補聴器高いんで、補助金助かるよ~

我が家は子どもなので、補助金が使えるのですが、18歳すぎると、軽中等度の難聴者への補聴器の補助金はないそうです。なので、みんな大人になると、片耳だけつけたりするんだそうです。(高いので両耳購入は大変だから・・・だそうです。)

難聴者に世間は厳しいんだな~( ゚Д゚)

と、息子を通して知りました。

難聴のレベル

難聴は、「軽度」「中度」「高度」「重度」と4段階に分かれています。健聴者の聞こえは25db未満。

  • 軽度難聴・・・25db以上45db未満
  • 中度難聴・・・40db以上70db未満
  • 高度難聴・・・70db以上90db未満
  • 重度難聴・・・90db以上

上記のように、音として認識するデシベル(db)でレベル分けされています。
しかし、言葉としての認識をデシベルで考えると、日本語1音1音の周波数があるので、50音の中の聞こえない周波数の音が交じった単語だと、もう何の単語言ってるかわかんなくなると思うのです。

日本語の周波数をグラフ化したものを聴覚支援学校でいただいたので、自分で描き起こしてみました。若干数値がずれていたりしますが、「こんな感じ」的に暖かく見てください。

息子の場合だと、高い音が聞こえにくいようなので、「日傘(ひがさ)」という単語だと、多分「ひ」と「さ」がよく聞こえなくて、「○が△」と聞こえてると思います。

なので言葉としては全然になってしまうんですよね(T_T)

で、この単語をよく聞こえるようにするためには、
「ひ」「が」「さ」
と、言わなくてはならなくなるわけです。しかし、日常でこんな会話はできません。
そこで力を借りたいのが補聴器なのです。

なので、私としては、このレベル分けに意味あんのかな?とか常々思っています。補聴器の力を借りたらイケるって人は補聴器を容易につけれるような世になるといいのに・・・。

補聴器とても高価なんで、みんながみんな買う力があるわけではないし、補助もそう簡単にはおりない仕組みになっているように思います。

聴覚障害も等級にわかれていて、6級から補聴器の補助金がおりるそうなのですが、

6級って両耳の聴力レベルが、それぞれ「平均70デシベル以上」のもの(40cm以上の距離で発声された会話語を理解し得ないもの)、または、一側耳の聴力レベルが「平均90デシベル以上」、他側耳の聴力レベルが「平均50デシベル以上」のものを言うそうです。

難聴レベルを私なりに調べてみた物をグラフ化してみました。

70デシベルって高速走行中の自動車の中での会話って感じの体感音らしいです。
70db~というラインが補聴器の必要性を認めるという6級。
左右差のある聴力に、6級が与えられ、さらに補聴器のつけていいよって、左右差があるのに補聴器つけるのは、うるさくて片耳しかつけられないんじゃなかったっけ?

補聴器の威力が発揮できるのは、軽度、中等度難聴だという話ですが、
70dbからってなんなん?( ゚Д゚)

70デシベル以下の聴力は、多少聞こえるでしょ、的、扱いなんだそう。
でも、多少聞こえるって感じでも、対コミュニケーションの場や、周囲の音への注意度は、普通の人より劣るので、生活には支障をきたしていると思う。

息子でも、補聴器をつけないと、テレビの音量をあげたり、iPadの音量を最大に自分で上げたりしています。そうしたほうが本人にとっては聞こえるから音量アップするのでしょう。

しか~し、周りの人にとって、機器の音量最大は、非常に迷惑(;´Д`)
でも本人にとっては小さい音では聞き取りにくいんで単に音量を上げているだけ。

周りとの生活調和をとるのに、聴力が人より劣っていると、とても大変なんです。そして、人が話をしているのが聞こえないと、人の輪にも入りにくいです。

そんな場を作りがちになるのに、補聴器購入の補助がそんなにもしてもらえないとは・・・

聴覚に不安がある子どもを持ってはじめて知ったこの仕組み。

誰でも急に聴覚に問題が起こる可能性があるのに、
みんなで助け合えないんですね(´・ω・)

中等度難聴に補聴器は最適

息子の聴力は、最近中耳炎になってないので、聴力アップしてきました。
補聴器をつけると、左は20デシベルくらいの音が聞こえてるみたい。

おおお~今までで一番聞こえてる~

聞こえの検査を聴覚支援学校でしてもらったところ、息子の聴力は補聴器つけたら、いい感じに聞こえるという中等度難聴でした。

そこで、支援学校の先生に、補聴器を新しくするための相談をしました。

普通の人が補聴器を新調するならば、補聴器を扱っているところや、病院で補聴器の相談を受け付けているところなどに行くのだと思うのですが、知的障がいがあると、そこでの相談は躊躇してしまいます。

聴力検査の問題があるからです。

何年も年月をかけて検査のスキルをアップしてきた息子ですが、新しい病院や、補聴器屋さんでの検査は少し難しく、検査をする方もきっと息子の言ってる事、日本語じゃないからわかんないと思います。

実際、業者の方には、息子の聴力検査は無理って言われちゃった(;´Д`)

幼児の頃は、検査につきあっていたのですが、小学校3,4年生くらいからは、いつもの定期検査で行っている病院ではいつもの言語聴覚士の方が、支援学校ではいつもの先生が聴力検査をしてくれます。

日本語じゃない彼の言葉ではなく、しぐさや表情、指さしなどできっとわかってくださってるのだと思うのですが、言語の方や先生の話によると、ちゃんとできているそうです。

お互いが歩み寄って検査結果が成り立っているものではないかと、私は思っているので、聴力の件に関しては、よそに行くことができなくて、補聴器の新調に関しても、迷わず支援学校を選びました。

しか~し、今後は、そう何年も支援学校で相談はできないのではないかと思うので、学生でなくなったらどこに相談しよう・・・と、今から悩んでいます(/ω\)

息子の場合、多分、補聴器と相性がよい難聴程度の聞こえでずっといくのではないかと考えていて、補聴器が息子の聴力を助けてくれるといいなぁと思っているのですが、

知的障がいの人の補聴器の相談ができるところが少ない~(;´Д`)

もっと増えるといいなぁと思っているところです。

次はどこのメーカーの補聴器になるのかな・・・