助成金を申請して新しい補聴器を購入する~補聴器メーカーあれこれ
補聴器が度々壊れるようになったので、補聴器を新調しようとしています。
新しい補聴器を購入にあたって、聴覚支援学校の先生に相談しました。
今までずっとシーメンスの補聴器を使っていたのですが、今回、先生は、フォナックというメーカーを紹介してくれました。
調べて見ると、
こんなにたくさんあるとは知りませんでした。
何年も使っていたのですが、自分が使っている物しか知らないので、自分で選べない~こりゃ恥ずかしい・・・もっと勉強しなくては・・・と、思いました。
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補聴器メーカー
聴覚に不安がある子どもをもって初めて知ったのですが、世界の補聴器6大メーカーというのがあるそうで、息子が使っていた補聴器メーカーはその6大メーカーのひとつ、シーメンスというメーカーの物でした。

1876年にアメリカのグラハム・ベルが「電話機」を発明します。 そして2年後の1878年、ドイツのヴェルナ・フォン・ジーメンスが難聴者向けの電話受話器を発明しました。 これがシーメンス補聴器の誕生の歴史でもあります。 また、同年にイギリスとドイツで電気装置を使った聴力検査が始まります。
補聴器の世界6大メーカーは・・・
- フォナック・・・1947年、スイス生まれのメーカー。世界シェア第1位。2007年より、ソノヴァ・ホールディングのブランドの一つとしての位置付けとなっている。ソノヴァ・ホールディングの中にはユニトロンというカナダの補聴器メーカーも属している。
- オーティコン・・・デンマーク生まれのメーカー。100年以上の歴史がある。世界シェア第2位のWDHに属するメーカー。
- シーメンス(ジバントス)・・・ドイツ生まれのメーカー。世界シェア第3位。2015年1月、シーメンスは「シーメンスオーディオロジーソリューションズ」をEQT社に売却。「シーメンスオーディオロジーソリューションズ」が名称変更されたことにより、「シバントスグループ」が誕生。2019年にはワイデックス社と合併。
- GNリサウンド・・・約150年の歴史を有する情報技術企業GN Store Nodeの一員。GN Store Nodeは、デンマークの企業で、音質にこだわった補聴器メーカー。
- スターキー・・・1967年アメリカ生まれの補聴器メーカー。オーダーメイド補聴器の先駆者。
- ワイデックス・・・1956年デンマーク生まれ。1956年に創業した補聴器専業メーカー。
でも、聴こえないのって、生きて行く上でホント~に困るんです。
その悩みがあるかぎり、補聴器必要。
補聴器メーカーの世界は煩雑すぎる
しかし、補聴器の製造販売って大変なのか、社名が変わったり、合併したりもあったりして、わけわから~ん。
以前補聴器を購入した時、シーメンスという社名だったと思うのですが、今はジバントスという社名で、補聴器のブランド名がシグニアになってて、昨年ワイデックスと合併したんだとか・・・。
フォナックも、ソノヴァ・ホールディングの中の補聴器ブランドの名称みたいだし、ユニトロンって補聴器ブランドもあるようで、
同じソノヴァグループ内なのに<、
ユニトロンは6大には入らんのかナ?(◎_◎;)

補聴器メーカーの企業形態複雑すぎる・・・(◎_◎;)
補聴器メーカーって、もともとは、その補聴器を作ろうとか、売ろうとか思った人の近くに、聴力不安がある人がいて、その人のために、補聴器を作る会社を起こして、その後、企業として大きくなったって事が多いようです。
聴力不安がある人に何かしたいという思いが、たくさんの人にご飯食べさせる仕事を作っていったって事なので、障がいってすごいなぁと思います。
各補聴器メーカーの特色を知って、補聴器を選ぼう
各メーカーの事が少しでもわかればと思い、特色を調べてみました。
- オーティコン・・・脳から聞こえを考えるBrainHearingがコンセプト。補聴器はもとより人工内耳、埋め込み型骨導補聴器などの聴覚ケアに取り組んでいる。代表商品は「オープン」という自然な360度の音を届ける耳穴型補聴器。
- フォナック・・・専用のワイヤレス機器を使った補聴援助システム「ロジャー」で有名に。他社でできることはほとんどこのフォナックの補聴器でもできるそう。
- シグニア・・・騒音下でもナチュラルな音質で聞き取りやすい補聴器なんだとか。補聴器に集める音を音の高さごとにチャンネル数をわけているそうで、チャンネル数が多い方が自然で滑らかな聞こえになるそう。
- GNリサウンド・・・一般的に加齢による難聴は、高音域の聞こえから悪くなるそう。その高音域の聞こえを再現する技術があるそうです。幅広い音域も特徴のひとつだそう。
- ワイデックス・・・上限113dbという大きな音を処理することができる機能、トゥルーインプットテクノロジーという技術をもっていて、葉っぱのおちる音からコンサートやライブなどでも音の歪みやつぶれがなく、原音の再現ができる技術をもっているそう。
各メーカーさんのコンセプトとか、特色とか、なんとなくわかったけど、
結局、支援学校の先生のオススメを選ぶことにしました。
支援学校なので、立場上オススメしたりするのがすごく難しいらしいのですが、ムリを言ってお願いしました。
以前の先生は、シーメンス押しでした。
出入り業者さんがシーメンスを扱っていたのかもしれませんが、過去2回ともシーメンスの補聴器をオススメされたので、その助言を頼りに購入しました。
(過去の補聴器の事は下記記事にしています)
今回の購入にあたっては、その時の先生とは別の先生が相談窓口になっていて、学校全体で、フォナックのロジャーというシステムを使っているらしく、フォナックオススメに変わっていました。
フォナックの補聴器は、聴覚学校で活躍してる
と、聞くと、なんでも、フォナックにはロジャーという補聴援助システムがあり、支援学校では、そのシステムを採用しているのだそうです。

話手と聞き手の距離が遠い、周囲に騒音、反響音がある、複数人との会話、こんな時は、補聴器や人工内耳を装着していても言葉の聞き取りが難しい。この問題を解決するシステムがロジャーです。
ロジャーは話し手が使用する「送信機(ワイヤレスマイクロホン)」と、聞き手が使用する「 受信機」、. 教室や会議室などに置く「線音源スピーカー」で構成されるシステムです。
ロジャーは、周囲の雑音レベルを継続的に測定し、マイクロホンのボリュームを自動的に調節します。雑音レベルが増加するとそれにロジャーが適応し、話者の声が背景雑音より大きくなるように保ちます。ロジャーを使用すると、補聴器ユーザーは騒音下および離れた距離で健聴者のほぼ10倍理解できるようになります。
フォナックのロジャーシステムカタログより
聴覚学校でも、こういったマイクやスピーカーの音と、補聴器をつないで子どもに音を届けて、授業を行っているのだとか。


補聴器とマイク、スピーカーなどがセットじゃないと意味がないんで、フォナックを学校中で使っているみたいです。
我が家の場合、知的障がいの子が多い支援学校生。
聴覚の障がいがある子は少ないです。
このシステムを学校が採用する可能性は低いんで、
フォナックにする必要はないのかもしれないけど・・・
今まで、何度も修理に出さなければならない事が多かったけど、シーメンス結構よかったんだけどなぁ。
修理代が高くなければ、いいメーカーなんだけど~(>_<)
いろいろ考えたのですが、フォナックに替えてみることにしました。
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