知的障がい児は家族をどこまでわかっているのか?
これは娘3歳、息子2歳の時のお話。
実家へ帰省してきました。
娘は成長してくるにつれ、「おじいちゃん」「おばあちゃん」という存在に興味をもつようになってきました。
娘は3歳半くらいから、近所のおばあちゃんを「おばあちゃん」と思っていたらしく、私がいくら説明しても「おばあちゃん」がよくわかってないようでした。
今回の帰省では「おじいちゃん」とも「おばあちゃん」とも言葉を交わして意思の疎通ができたようです。
この帰省で、娘はそのまま置いていって、息子の手術の間、預かってもらうことになっていました。
私と息子が飛行機に乗る際、娘は泣いたらしいです。一応事の経緯を娘に説明したんだけど、3歳だもんね、理解しがたいよね・・・。
息子はというと、飛行機に乗って、窓から海と空を見たとたん泣きだして大変でした。
飛行機が嫌いなんだよね。
「飛んでる~~、どこに連れていくんだ~」
と言わんばかりにぎゃーぎゃー泣いて、30分くらい泣いてました。
で、泣き疲れて到着10分前くらいにグーグー寝ました。
どうせなら、乗ってすぐ寝てほしかった・・・。
到着後はケロっとしてて、
明日は入院です。うまいこと耳にチューブが入り、水が抜けるといいのですが、、、。
(wrote:2010-01-06 23:41:09)
この続きのお話はこちらです。↓
娘はこの後、だんだんおじいちゃん、おばあちゃんという血縁がわかってきました。近い場所に住んでいなくても、私がおじいちゃん、おばあちゃんの話をすることで、身近に感じてくれるようにもなりました。
しかし、息子は中学生になった今も、おじいちゃん、おばあちゃんってあんまりわかってない感じです。
年1回か2回くらいしか会わないし、ここ数年は帰省していないので、まったく覚えてないって事もないと思うのですが、息子の認識としては、他人に近くなってきてるんじゃないかなぁ~。
私と旦那と娘の事は、おとうさん、お母さん、お姉ちゃんとわかっています。血縁をわかっているわけではないと思いますが、家族=いつも一緒に暮らしている人という認識はもってくれてると思います。
息子が言葉で、「おとうさん」と言いだしたのは、小学校高学年で、最初はたどたどしい「おとうさん」が次第にはっきり「おとうさん」という言葉になってきました。それまでは指さし呼称って感じで、指さしたり、肩をたたいて振り向かせたり、手招きしたりして呼んでました。
私の事をママとはちょいちょい言ってたけど、とりあえずママと呼んだら私が振り向くので、ママと呼んでました的時代が小学校時代。ママという言葉は、娘が毎日100回くらい「ママ、ママ」言うからそこから「ママと呼べば来る」と思ったんだと思います。しばらく「ママ」とは言えなかったから「まままままま~」と言ってました。
中学生くらいから、旦那が私の事を「○○ちゃん」と、名前にちゃんづけで呼ぶので、それを聞いて、「○○ちゃん」と呼ぶようになりました。最初は、「カカカちゃん(私の名前を言ってるけど名前の音になってない)」と聞こえていたのですが、今ではわりと「○○(私の名前)ちゃん」とはっきり聞こえる言葉を言えるようになってきました。
娘の事をお姉ちゃんとはっきりわかってはいないようですが、「家族なんだ」とは、わかっているようです。娘を呼ぶ時は、名前で旦那も私も呼ぶので、それを聞いて、「○○(娘の名前)」と、呼んでいます。中3になって「○○(娘の名前)」をはっきり言えるようになってきました。
絵カードを作って、自分の名前や、家族を教えたりもしましたが・・・絵カードで覚えたというより、毎日の生活の中で家族を感じ取ったのではないかと思います。人名は、人が人を呼ぶ時の言葉を聞いて、覚えたんじゃないかな。呼んでいる通りに覚えるので、一人の人にいろんな名称をつかうと、混乱するようです。

一緒に暮らしていて、自分の事を大切に世話してくれる人=家族と思っているので、息子にとっての血縁は今のとこ3人?
でも、遠いところで、息子を見守っている人がいるんだよって事をわかってもらいたいので、帰省はちょいちょいしなくては~
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