息子は歯医者が嫌いでした。
以前の障がい者向け歯科診療所では、超音波スケーラーで歯垢除去をしていたのですが、どうしても慣れることができませんでした。
暴れて、泣いて、目の下の血管切れて、目の下がまだら模様になって帰ってた。
障がい者の歯科治療をしてもらえるところは少ないので、変えるのが怖かったのですが、あまりにも慣れないので思い切って変えたら、今度のところは、段階的に治療に慣れさせようという試みをしてくれるところでした。
言葉がわからない息子なので、「今からこういう事するよ」と言葉で言ってもわからない。なので、診察が始まる前にいつも歯科衛生士さんが、今日やる事、使う器具などを絵カードで説明してくれます。
説明が終わったら診察室へ。
一応先生は固定って聞いたのですが、今日の先生違ってた。予約日を急に変更したから?もしくは固定ではなかった?
まだ通い始めて5回くらいなので、わかんないな~。
診療台に寝転がると、以前は網でしばってやらないと暴れていたのですが、(↓こんな感じ)

今通っている歯科センターでは網なしでできています。
超音波スケーラーが苦手と初診の時に伝えたからか、使用なしで診療進めてくれて、そうしたら泣かないで帰れるようになりました。
超音波スケーラー使用がなくなったからか、自分から歯科センターに行ってくれるようになりました。以前は歯ブラシ見せて「今日歯医者だから」と教えると、めっちゃ嫌な顔してました。車で行くか電車か?をジェスチャーで聞いて、「車で行くよ」と答えると、自分から車に乗ってくれるようになりました。以前は電車で行っていたので、乗り物聞いて行く場所がわかるみたいです。歯科診療が息子にとって苦痛ではなくなったようで、私も行く時心が軽いです。
診察も、以前暴れてたというのを伝えているためか、めちゃくちゃ慎重に進めてくれて、言葉がけもとても丁寧にしてくれます。
言葉がわからない息子なんだけど、言っているニュアンスはわかるので、乱暴な言葉や態度は息子の態度を固まらせてしまうんで、助かります。
障がい者を理解してくれてるから、そういったやり方をしているのかもしれません。
障がい者の人たちは、言葉がわからなくても、なんとなく態度でわかってます。馬鹿にしてくる人達の事もわかってる。わかってないのは下と思っている人たちの方。
新しい器具を使う時も、1つずつ増やす感じですすめてくれてます。
前回、コードレスのポリッシングブラシを使ったのですが、今回は2回目だったからか、以前より慣れて嫌なそぶりもなかったです。
↓歯ブラシの小さい版なのに、コードありにつけると超音波スケーラーとの区別がつかなくなるみたいで嫌がります。

最終的には、コード付きを使って予防治療をしたいと先生は言っていました。コード付きのパワーある物になれておかないと、歯を削るという治療内容の時に困るからという事でした。
以前の歯科診療所で息子の暴れる姿を見ているので、歯を削る時が恐ろしく、一生懸命磨いてあげているのですが、これから先はどうなるかわかんない。親なき生活の中で歯科治療が必要な事態が発生するかもしれないし・・・。
とりあえず、予防歯科治療をいかに長く続けられるかだな・・・今、ガチの治療は難しすぎる
と、思ってます。
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