ダウン症児とHSP娘との暮らしのブログ

HSPだと思われる娘とダウン症児の息子と暮らしています。多くの気づきを得られる刺激的な毎日なので、忘れちゃもったいないな・・・と思って綴っているのですが、年々綴るのが遅くなっています。子どもらが育つということは親が年を取るということ。指が動かん・・・。

    歯科

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    息子は普通の人よりもかなり歯科医院に通っている方だと思います。

    ダウン症って生まれてすぐにわかるので、歯が生えてからはずっと定期的に歯科医院に通っています。

    ダウン症児の歯は、生えそろうのも遅けりゃ、永久歯が生えてくるのも遅い。永久歯にすべて生え変わるのも遅い。不安だらけで、歯科医院にでも通わなきゃ、自分だけでは不安解消できないよ~

    特に虫歯になるのが恐ろしいです。

    言葉で痛いのを伝えにくい息子。予防のための診察でも暴れる時があるので、虫歯治療となると、どうなることかと、思ってしまいます。

    歯科の先生も、重度の知的障がい児の息子の場合、歯磨きをよくして、定期的に通院することを推奨されています。

    自分での歯磨きが上手にできないので、私が息子の歯磨きを頑張ってるのですが、上の前歯あたりを磨こうとすると嫌がるというのがあって、それは息子の歯磨き始めてからずっと嫌がってます。

    「上の前歯磨くの嫌がる」は、障がい児あるあるらしいです。

    どうしても慣れないので、今ではもうあきらめてて、頑張って磨かせろ!って感じでバトルで無理やりやってます。

    力づくでやるしか方法ないんで、部屋の隅においつめて磨いてる。


    そんな息子なのですが、先日、溶連菌騒ぎの時、歯磨きが2日ほどできなくて、熱下がってから歯を見たら、前歯に「鼻くそ?」的に黄色い粘着性のあるものがべっとりたくさんついていました。

    ぎゃーーーーこれなに?


    びっくりして、歯磨きいつもより念入りにしたら、前歯のところから、血がどくどく出てきます。

    出血ひどすぎる~。白血病?


    とか思ってしまった
    ダウン症は白血病になりやすいそう。原因はわかってないらしい。よく言われる白血病症状が、歯茎から血、鼻血が出たりアザが良くできる、高熱、倦怠感、リンパ節の腫れなどがあるらしい。

    なので、短絡的に歯茎から血=白血病?とか思ってしまったけど、ふつー歯ぐきから血と言えば、歯肉炎なので、こりゃいかん!と頑張って私の手も歯ブラシも血まみれになって、ぐいぐい磨きました。

    そして、歯科医院予約日になって、歯茎から出血の話をしたけど、やっぱ「歯周炎・歯肉炎」でした

    ポリッシングブラシにおびえていたけど、電動歯ブラシ的なものに、ポリッシングブラシをつけて歯を磨こうとしたら、磨かせてくれました。

    前回、診療台についているバーにポリッシングブラシつけると、まったくさせてくれなかったので、先生たちが用意してくれたみたいでした。
    ↓前回の歯科診療時のお話です。


    先生は、「いずれ診療台についているバーが使えるようにしたいので、徐々に変えていきましょう」と、言っていました。

    ひとまず、1歩前進

    いつもの衛生士の方が今日はスムーズに診察が進んだので、息子を褒めてくれました。

    今回の診察、先生がいつもの女の先生から、男の先生に変わったのですが、先生も初めての、しかも言葉が通じにくい重度知的障がい児の息子なので、戦々恐々とした部分もあったようなのですが、機嫌よく診察させてくれたので、ほっとしていたみたいでした。

    先生には、「歯磨きは今までのようにしっかり頑張ってください」との言われました。
    今までは、電動歯ブラシとか使ってたけど、歯茎からの大量出血でびっくりして、今回、普通の歯ブラシでぐいぐい磨いていったのですが、「きれいに磨けてる」って褒めてもらいました。

    電動歯ブラシどれにしよう?と悩んだ時期もあったけど、うちの息子は普通の歯ブラシでぐいぐいの方がいいのかな?

    ダウン症児だから?それともうちのダウン症児だけ?歯が普通の人より、かなり小さい。
    そんな小さい歯でも、うちの息子の好物は「あたりめ」なので、なくなったら困る
    頑張らねば・・・保護者が力を発揮せねば、うちのダウン症児の歯は守れんのだ~


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    障がい者歯科センターへ行った時、受付の方に将来に向けて、口腔内をいい状態に保つように、というお話を伺ったのでメモしておきます。(↓この時の記事こちら)



    受付の方曰く、「口をよく動かすことを生活の中で意識した方がいい」という事でした。

    というのも、これから先、だんだんと口の中が動かなくなるようになってくるかもしれないとの事。なるべく長く自分の口で食べられるように口の運動はやっておいた方が言われました。

    ポリッシングブラシで歯を磨くことができなかった~って落ち込んでいた私だったのですが、更に将来の暗い話にちょっとうっとなってしまった

    でも、すぐにさっとできる子ではないので、先々のためのレッスンは、今からやっとくというのは大事な事なので、ありがたく拝聴しなくては・・・。

    ありがたく聞いて、できる事はやっておこう!

    口の中を意図的に動かすって息子にとっては難しいです。
    食べたり、飲んだりする時の口の動きって、本能でやってるみたいで、

    かみ砕かないと呑み込めない。この液体を飲まないとのどを潤せない。

    って思ったことを、筋肉が動かしてやってるっぽいです。よく噛もうとか、ちょっとずつ量を調整して飲むとかは無理。細かい動きはできません。細かい動きを筋肉にさせるという事が意図して動かすという事なのかな?

    そんな息子なので、運動という事になると、できないので、なるべく早くから癖みたいな、習慣みたいな感じで、口をたくさん動かすことをしておいた方がいいそうです。

    そうしないと、徐々に口を動かせなくなる時がくるらしい。
    息子の場合はダウン症なので、老化が早いそう。

    そういえば、私の叔母のしゃべりもだんだん口が回らなくなったのか舌っ足らずなしゃべり方になってきたよね・・・。そんな感じになるのかな?

    そいったことを遅らせるには、

    ほっぺたが膨らむくらいのうがいとか、
    よく噛むような食事にするとか、
    舌をよく使うような事をするとか、

    とにかく口の中を動かすように生活で工夫を・・・、というお話でした。

    ダウン症児のお世話をしていると、介護と感じが似ています。
    筋肉が弱いってのがダメなのかな・・・。
    お年寄りも筋肉が弱いから、生活が大変そうだもんね

    パタカラ体操とか教えてみるかな?高齢の方の口の運動らしいけど、息子できるかなぁ・・・。

    patakara

    筋肉とダウン症の研究とか誰かやってくれないかなぁ・・・。
    老化とダウン症とか・・・。

    今やっていることは、生活の困難さを無理くり頑張ってる感じなんで、もっとすんなり行えるようになるには、医療的なことしかないって私は思ってて、何か方法ないかといつも考えています。

    何かいい方法降って湧いてこないかな・・・。
    口の動きが衰えてくる息子を見る前に・・・。


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    歯医者の予約の日がやってきました。この歯科診療所に転院してから4回目の診察日です。

    前回は、歯磨きとスケーラーで歯垢を取るという診療内容でした。

    超音波スケーラーが嫌いすぎて、以前の歯科診療所から今の診療所に変えたのに、またしてもスケーラーの洗礼・・・

    と、心配していたのですが、

    手動のスケーラーなら大丈夫という事がわかりました。
    (↓詳しくは下記に書いています。)



    次回にポリッシングブラシを使うって言われていたので、すごくドキドキしていきました。
    ↓ポリッシングブラシこちら。

    burashi

    診療台まではスムーズに移動してくれました。
    たまにムクれて行きたくないと、動いてくれない時もあったのですが、今の歯科診療所の先生、たまたま美人で気さくな女性歯科医師にあたってて、息子も男の子だから?男の先生よりもスムーズに動いてくれます。

    性別関係なくて、担当の先生がいい感じの先生だからかもしれんけど・・・。


    ここまではよかった。

    まず歯磨き。
    持参した歯ブラシで先生が息子の歯を磨いてくれます。
    hamigaki

    この時間は、息子にとっては楽な診療内容なので、余裕で受けられるのですが、私にとっては、日頃の歯磨き状態をチェックされているので、いたたまれん感じです。

    案の定、「この辺が歯茎盛り上がってますね・・・」と指摘されてしまいました。歯茎の盛り上がり部分には気づいてて、日頃から血が出たりしていたので、ここ最近、中耳炎で口呼吸だったからか、血が最近出てました。

    一生懸命磨いたんだけど、腫れを引かせるにはまだまだだったか・・・。


    鼻水がずっと出てたので、口呼吸も中耳炎も本当なのですが、ここで言うと言い訳がましく感じるよね・・・

    先生から、「血が出ると、気になるかもしれないけど、どんどん磨いてください」と言われました。

    ハイ、それ前の歯科診療所でも言われました・・・とは、言えんかったです。

    もうなんも言わんとこ~。


    ここまではいつもの普通の診療内容。
    次に手動のスケーラーで歯垢を取ってくれました。
    suke-ra-

    これは前回から入った診療内容。
    徐々に内容を濃いものにしていく感じ。
    急に新しいことを盛り込むと、拒否がひどくなるのでありがたいです。

    で、今回からポリッシングブラシを使って歯を磨く、という事も診療内容に入る事になったのですが、これはダメでした。

    ポリッシングブラシは、機械にブラシをくっつけて使うものだから?か、歯ブラシとやってることは大差ないのに、歯ブラシはよくてポリッシングブラシはダメみたい。診療台から起き上がって、口の中を見せてくれません。座ったまま固まってしまいました。

    以前の超音波スケーラーでの歯垢取りを思い起こさせるのかもしれません。
    suke-ra-2
    形はスケーラーなのですが、機械につけて使うので、それだけで拒否みたい。
    ↓この部分を使うと拒否・・・って感じ。
    shikakizai

    スケーラーと違い、ポリッシングブラシは、水も出ないし、ピーっていう音も出ないし、ほんとに歯を磨くだけなのですが・・・。

    こんな時、知的障がいという壁にぶち当たった感じがします。

    そんなに歯磨きと変わらないことは見てわかっても、感情が許さん!って感じ。

    いろんな知的障がいがあると思うのですが、息子の場合、見て理解しても、感情が伴わないと、すっと行動できないことが多いです。

    見て理解できないこともあるけど、言葉での理解は息子にとっては難しいみたいで、実際に物を見たり、身振り手振りや、相手の行動、絵カードなどで理解してもらうように頑張ってます。理解してもらった後に行動してもらいたいんですけど、行動が拒否だと進まない~。

    今回は、以前に超音波スケーラーで恐怖を感じていて、その似た器材を使うので、最初から恐怖しかもってなくて、これは違う物だから怖くないよ~と言っても通じませんでした

    結局、固まったまま受け入れてくれなくて、先生も歯科衛生士さんも私もいろんな言葉でなだめすかしたけど、全部玉砕し、診察中断という事になってしまいました。

    帰り際に衛生士さんが「絶対に必要という治療ではないけど、虫歯ができた時には、器材を使わないといけないからその練習です」みたいなことを言われました。

    頑張って器材を使わないで済むように、歯磨きをしていくしかないのかな~?それとも理解した上ですっと受け入れてくれる日が来るかな~?

    知的障がい児の気持ちは扱いが難しすぎる


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