重度ダウン症児だったけど、高校卒業できた。

やった~

生まれたばっかりの時は、どのような進路先があるのかまったくわからなかったので、不安でした。

幼稚園?保育園?はいける?
小学校はいける?
中学校は?
高校なんて無理よね?

な~んて思ってた。

でも、とりあえず、保育園行って、小学校から高校まで行けたんでよかったです。

学校選びは、市の就学相談に申し込んで、地域の学校行くか、支援学校に行った方がいいか聞きました。めっちゃ長い設問とか、面接があって、支援学校の方がいいのでは?との回答だったので、支援学校に決めた。

ここが運命の分かれ道って感じでした。
普通学校の支援級の見学も行ったけど、選ばなくてほんとによかった。

保育園時代を終えて、さあ、学校となった時、どのように成長するかまったく想像できなかった。
私ら親だけど、5年くらい育てたって、この先どうなるかわからんって感じやったもん💦

なので、普通学校の支援級でもいけるんじゃ?なんて思ってしまったりしたけど、んなこた~なかった。

刺激的な環境の方が伸び率は高かったかもしれないけど、出来る伸び率より心の伸び率を優先したら、いい感じに学校になじんで、高校卒業まで楽しく過ごせました。

嫌な事とかもあんまりなかった。言葉も伸びなくて、喃語みたいな言葉で12年間すごしたのに、友達とも先生ともなんとかやれた。

クラスのムードメーカーと、どこでも言われた。ダウン症児ってそんなところが得だよね。


12年間ゆっくり、スローステップで過ごしたので、心的には安定した子に育ったと思います。

教育的には、小1年生にも及ばないところもあるけど、50音が書けるようになったり、絵が描けるようになったり、友達とふざけあったり、給食も自分で食べられるようになりました。

気持ち的には、割と普通の男の子に成長しました。幼児ではない、中学生くらいな感じです。幼児の時はいないいないばあとか見てたけど、今ではハードロックが好きになって、バンド活動してる人のYoutubeよく見てます。

でも、まだ、いないいないばあもアンパンマンも見てるけどね。


家にずっといたり、どこかで、無理な教育したら、多分ここにたどり着いてないと思う。

障がい児でも教育受けられてほんとによかった。
私が子どもの頃は、養護学校だったけど、2007年?から特別支援教育となって、その恩恵受けた感じします。まだ、まだ障がいについての配慮が足りないって人もいるのかもしれないけど、私らは十分恩恵受けたと思ってます。

2007年、息子が生まれた年じゃん!


ここに至るまでの道を作ってくれた人達、ありがとう。
障がい児の教育をたくさん考えてくれている人達、ありがとうございます✨


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