インフルエンザの病後期間が終わって、病院でも登校許可証というお墨付きをもらって、学校へ行ったけれど、あまり元気がなかったと、連絡帳に書かれていました。

放課後デイサービスへは体調悪くて行けませんでした。
いつも楽しみにしているのですが・・・。

もしや?あんまり動いてないので、便秘かな?


■ 息子が幼児の頃の便秘 

息子は幼児の頃、ひどい便秘でした。

食事はなるべく水溶性の食物繊維をとれるようにとか、気にしたりしていたのですが、その水溶性の食物繊維が入った食物は、あんまり好きじゃないみたい。

なんとかがんばって工夫して調理するのですが、食べてくれる量も少なかった・・・

水溶性の食物繊維にこだわって調理しても、出ないもんは出ない・・・って感じ。便秘はそればっかりが理由ではないような気が・・・自己弁護?

腸の動きが悪いのかな~とも思うのですが、運動が嫌いなわけでもなく、そこそこチョロチョロと動き回るタイプの息子。

ダウン症特有の筋肉がゆるいから腸の動きも悪いのかな?


食生活、運動共に、普通のつもりなのですが、とにかく便秘状態が幼児の頃から多いです。


■ 子どもの便秘薬 

なかなか出ないので、幼児の頃から便秘薬に走ってます。
でも、子どもの便秘の薬って選ぶの難しい・・・。

「マルツエキス」が一番有名ではないでしょうか・・・。赤ちゃん時代はよく使っていました。


薬ではないけど、幼児の時はとにかく出さなきゃと、
オリゴ糖を使ったりもしていました。

↓赤ちゃんからご高齢まで使えるらしい「オリゴのおかげ」


赤ちゃん時代を卒業してもなかなか便秘が治らず、病院に相談したら、ラキソベロンという下剤を処方してもらったりしました。


ラキソベロンを病院でもらう機会がないと、仕方ないので、我が家では浣腸に走ってました。
↓最悪の場合の浣腸。子ども用の10gか20gを使っていました。


子ども用の便秘薬ってほんとになくて、市販薬だとたいてい15歳以上からなんですよね。
だから病院の先生に訴えて、薬を処方してもらうか、もしくは、浣腸って方法をとってしまっていました・・・

・油をつけた綿棒で刺激する
・のの字マッサージ
・両足を持ってバタバタ動かす

などもやってみたけど、それらは、かなり機嫌悪くなるので、手っ取り早い浣腸、下剤という方法を仕方なくやっていて、それが何年も続きました。

■ 息子の便秘に転機が・・・ 

小学3年生の時、ちょっとした事件が起こりました。

耳の手術をすることになって、その手術前から便秘が続き、術後はしばらく寝ていないといけない状態が続くので、なんとかウンコを出してあげたかったのですが、いろんな方法を試したけどダメで、しかたないので、ラキソベロンを先生に処方してもらいました。

が、出ない

「手術が嫌」だったので、「ウンコを我慢する」で抵抗していたみたいです。手術嫌で、なんでウンコ我慢の方向?息子は言葉で訴えることができないので、抵抗のやり方がわからなかったのだと思います。

ずっと便を我慢しまくってて、強力下剤ラキソベロンもだめなら、浣腸しかないと、看護師さんと押さえつけて浣腸をしました。

浣腸ノズルをお尻に入れたとたん、

ぎゃ~~~~~~~~


手術前の病室でやったのですが、悲鳴をあげ、めっちゃ泣き叫んでました。
そして、力いっぱい暴れてて、私は、すごい恥ずかしかったです。

みんなびっくりで、看護師さんも何人もきて、大変な騒ぎになってしまった。

私の方が泣きたい


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それからウンコは出て、手術できました

その一件があってから、便を我慢する=浣腸されると思うようになったのか、すごい便秘はなくなりました。ウンコを我慢していても、いいことはないと、息子が思い知ったのでしょうか・・・。

ということは、今までの便秘は心理的なものなのかな?

最近は、便秘状態になると、家でも、学校でも、デイサービスの方たちもわかるようになりました。

・動きが鈍くなる。
・臭いおなら連発。

などの諸症状が現れるので、そこをみんなに見破られています。

で、「ウンコでしょ?」と言うと、
「あ~(うんの意味)」と返事してくれます。
そして、頑張って自分で力んでウンコ出せるようになりました。

ハンバーグ食べた後は出やすい、とか、お寿司大量に食べたら結構出る・・・なんてのもわかるようになりました。

ハンバーグはミンチなので、お腹にたまりやすくてウンコを押すのかも・・・。お寿司は彼の好物で大量に食べるので、これまたウンコ押しやすいのかな?なんて思います。

■ 便は気持ちで出す? 

おしっこはわりとすぐできるようになったのに、
ウンコはこれほど頑固に出すのを嫌がるのは何故なんだろう?

と、思い、少し調べてみたら、「トイレトラウマ」というものがあるそう・・・。
NHKあさイチで2016年4月6日放送されていたみたいで、「ウンチするのが怖い」んですって。

息子もそうだったのかなぁ?
言葉が言えないから、こういった時もどかしいです。

放送では・・・

4~5歳の子によく起こる病気で、『遺糞症』といいます。排便の遅い子が、トイレトレーニングに失敗して『なんでできないの!』と母親に叱られて恐怖心を抱いたり、幼稚園や学校でウンチをすることが怖くなったりして便秘になるのです。『トイレトラウマ』と呼んでいます

というように紹介されたみたい。息子に当てはまっていたのかな?

他にも、↓というのをみつけました。
ウンチをするときに、「柱や机につかまって力んでいる」、「両足を交差させて立つ」、「つま先立ちする」などの姿勢をとっている。

これは、ウンチのために力んでいるのではなくて、お尻の穴を閉めてウンチを出さないようにしている姿勢。

硬いウンチでお尻が痛かったことを繰り返す内に、お尻の穴が痛くならないようにウンチをガマンする習慣が身についてしまった。

ウンチすることは、嫌なこと、怖い事→我慢→便秘→浣腸の負の連鎖に。浣腸の際、便秘で便が硬くなっているので、お尻の穴に負荷がかかり、便を出す=痛い事と認識し・・・と、悪循環になってしまってる。

こどもの便秘の原因のほとんどは、習慣性便秘。正しく治療すればコントロールできる。

隠れた病気がないかに配慮しながら、気長な薬物療法でウンチを十分にやわらかくしながら、トイレトレーニングをしていく。

生後半年ころまでの赤ちゃんに、ウンチが硬くないのに何日も出ないことがある。ウンチが硬い、いわゆる便秘とは違って、専門的には「ディスケジア(dyschesia)」と呼ぶ状態です。

ウンチを出すためにふんばることと、お尻の穴をゆるめることがタイミングを合わせて出来ないことで起きる。

治療は硬いウンチの便秘とは違って、綿棒などで肛門の刺激することで、排便のきっかけを作ってあげる。

ウンチを出すためにふんばることと、お尻の穴をゆるめることがタイミングを合わせて出来ない。
これは私も感じていました。

出来るようになった今わかっても・・・なんですけど・・・かわいそうなことをしていたんだ私・・・

ごめん

今でもトイレの便座に座ると、とたんに、
「ウンチを出すためにふんばることと、お尻の穴をゆるめることがタイミングを合わせて出来ない」という状態になっている息子。立ってならウンコを出すとお尻の穴をゆるめるというのがわかるみたいで、出すことができるのですが・・・。

立ってオムツ履いてウンコというスタイルが確立して、ウンコできるようになったというのが現状。
でも、トイレの便座ではウンコできない~というのが今の問題です。

便秘の嵐は過ぎたけど、トイレトレーニングまだ終わっていません・・・