ダウン症児とHSP娘との暮らしのブログ

HSPだと思われる娘とダウン症児の息子と暮らしています。多くの気づきを得られる刺激的な毎日なので、忘れちゃもったいないな・・・と思って綴っているのですが、年々綴るのが遅くなっています。子どもらが育つということは親が年を取るということ。指が動かん・・・。

散髪

娘は3歳からずっとバレエをやっていたので、髪を短く切ることができませんでした。シニヨンを作らないといけないので、髪を短く切ると、シニヨンが作りにくいのです。

シニヨンとは?束ねた髪をサイドや後頭部でまとめた髪型のことである。簡単に言えば、ポニーテールを丸くまとめたものである。

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ロングヘアの子どもの世話は、私には大変なことでした~

なんせ、ロングヘアってだけで、朝の支度が1工程も、2工程も増える
幼稚園時代が一番大変だったです。

加えて、私は不器用・・・実は、自分のヘアスタイルさえままならない状態だったりしています

そんな私なんでシニヨン作りも大変・・・Youtubeで勉強しました。
が、上出来ではないシニヨンで毎回レッスンに行かせてしまってた

不器用な母でごめん、娘よ。


バレエのお団子は、こんな感じ↓に盛り上がっちゃだめ!と、バレエ教室の先生からも、やんわり言われたりしました(;´Д`)
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「お団子の髪はぺったんこにしてネットをかぶせ、頭にくっつけるようにピンをとめていくんです!」と、先生によく言われてしまっていた私。
それって私には難しいんだよ~

しかし、何年もやってれば、なんとなくできるように・・・なったのかな?先生にはとりあえず言われなくなりましたけど・・・

そんな生活を9年くらい続けました。

バレエ生活では、

レッスンに行く前に、髪をセットしなければ、ならなかったので、セット時間を計算して学校から帰ってきてもらったり、遊びから帰ってきてもらったり・・・時間に追われていました。

高学年になると、みんな自分でお団子作ってレッスンに行くらしいのですが、娘も私と一緒で髪まとめに関しては結構不器用だったんで、レッスン前が二人で大変って感じでした。



今、バレエ辞めて1年たつのですが、ずっと髪は伸ばしたままだった娘。辞めたらシニヨンしなくてもいいので、切りたかったら切ってよかったのですが、気持ちの切り替えがなかなかできなかったみたい。

しかし、1年たって、やっと髪を切ると言い出しました。

どういう心境の変化?


か、わかんないけど、娘なりに吹っ切れたのかな?

バレエをやめたくてやめたわけじゃなくて、中学生になって忙しそうな部活に入りたくて、バレエと両立できそうにないからバレエをやめることにしたんで、そういった意味で吹っ切るのが大変だったのかもしれないです。

バレエという習い事、親も子も結構大変。
でも娘の周りの子はみんな辞めるって言わないんですよね。

バレエが好きという気持ちに結局は繋がるのかもしれませんが、バレエにはバレエマジックがあるみたい。

めちゃくちゃいいバレエ教室って感じでもないので(普通のバレエ教室)バレエ自体に辞めたくなくする魅力があるように思います。

バレエにつきものの発表会も追いかけてくるので、そこを目指すとやめると考える暇もないのかも・・・。

私としてもバレエという習い事は魔物のようでした。
発表会に追われて親も結構大変で、発表会間近になると、

練習が多くなって、
送り迎えが大変になったり、
衣装に小物を付けたり、
リハーサルに連れて行かなきゃならなかったり・・・。

でも発表会でキラキラで踊る娘を見ると、

頑張ってよかった~。娘楽しそう~。

とうれしかったので、やめろ~!とは思わなかったです。

でも、正直、月謝に加えて、発表会代とか、発表会後の先生へのお礼とか、いろいろその辺は大変でした。娘が通っていた教室は良心的なお値段のとこだったけど、それでも普通の習い事よりお高いと思います。

もう少し、値段手頃に、そこそこ大人になるまで、ぼちぼちできるバレエがあるといいな~。


子どもでバレエやりたい子たくさんいると思うのですが、通う時間とレッスン料金のハードルが下がると、いろんな子がバレエに触れあえると思うんだけど・・・。


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先日、息子の散髪に美容室へ行きました。だいたい2、3ヶ月で伸びちゃうので、定期的に行きつけの美容室へ行っています。その行きつけの美容室を見つけるまでが大変でした

息子の友達の一人は、自閉症で、じっとしているのが難しい子なので、自宅で頑張ってバリカンでカットしているそう。美容室は無理、とその子のお母さんは言っています。

我が家でもそう考えていたのですが、もう小学生にもなろうかという年になって、雨上がり決死隊のほとちゃんのようなヘアスタイルにしかカットできない親だったので、

私の技術ではもう限界だ~

と、悩んでいました。

↓私たち親からヘアカットされたらこうなる

そんな時、たまたま、とある美容室で息子と同じ学校の子がカットしてもらいっているのを見かけて、ここだったら息子もやってもらえるかも・・・と、その美容室へ行ってみたら、

美容師さんは、「いいですよ」「大丈夫ですよ」とカットしてくれました。

障がい児は病院でも断られる事があるので、この時はすごくうれしかった

その美容室は、子ども用のところのスタイリングチェアは自動車になっていて、DVDを見られるように鏡の横にテレビがあります。

最初に「どのDVDにします?」と、聞いてくれて、息子の好きな「ドラえもん」や「トムとジェリー」などを見せておいて、じっとしておいてもらい、DVDに夢中の間に、ささっとカットしてくれるのです。

でも、その美容師さんの手さばきが神業☆

うちの息子は、ハサミで泣いたり、わめいたりはしないけど、やっぱり散髪という行為を警戒しているので、スーっと横に動いてハサミをよけたり、バリカンは特に嫌みたいで、前後左右に身体を動かしてよけたりします。

そんな時、私の心は、ハラハラドキドキ

お願いだからじっとしてて~

心の中でめちゃ神様に祈ってます。

でも、その美容師さんは、両中指ですっと息子頭を立てて位置を元に戻して固定。何食わぬ顔でカットを始めるのです。

すみません、すみません
心の中で私は平謝り。

でもここで騒ぎ立てたら余計息子が動きだすかも・・・と、なるべく平静を装い見ています。
多分美容師の方もそう思って何食わぬ顔でカットしてくれてるんだと思うんですが・・・。
そんな方法でカットできるようになって、5年ほど経ちました。

「さんぱつ」という言葉と絵カードを見て、美容室に行くことも教え、慣れてきた今日この頃です。



いつものようにカットに行ったのですが、その日は新人さんが入ったのかな?というような感じでした。

息子はたまたま新人さんにカットしてもらう事になったのですが、これがあかんかった。

いつもなら、息子の頭を私が押さえてカットするなんてことはなかったのですが、
その日は「バリカン大丈夫ですか?」と聞かれたので、

少し動くかもしれませんが、いつもやってもらっています。

と、答えたのでバリカンを使用することにしたようです。

「動くのでしたら、頭をもっていてもらわないといけません」
と、言われたので、そのとおりに頭を私が固定して、バリカンで散髪してもらったのですが、

「動くと、あぶないからね」と言ってる中、少しでも息子が動いちゃうと「あぶないよ」「あぶないよ」と連発して言っていて、

「あぶないよ」と言われても、息子はわかってないよ~。「あぶないよ」という言葉がけした方があぶないよ~。

と、心の中で思いながら、早く終わって~
と願ってしまった。

一応、血をみることもなく無事散髪は終わり、えらいめあったなぁ~と思ったけど、きっとカットしてくれた美容師さんもさんざんな目にあったと思っているんだろうな

いつもすすっとカットしてくれる方ばかりに息子はやってもらっていたので、新人さんとの差ってこんなに違うんだな・・・とびっくりしました。

美容師の世界ってほんと職人の世界なんだな・・・


家に帰って、こんな風にお客に頭を持たせてカットするって美容室あるのかな?と検索してみたら、

幼児の子で動くから抱っこしてカットしてもらったら、「だっこ料」という料金を取られた。
という記事があったり、

子どもをあやしたからという事で「あやし代」という料金が発生してた。
という話も読みました。

えええ~?

じゃあ、うちは料金とられなかっただけマシだったって事?

なんでも、そういった料金とるということは、

「もうくるな!的意味合いもあるそうな・・・

知らなかった~

美容室怖い

そういえば、私がホットペッパーのクーポンを使って、美容室に行った時、

美容師の方が私に問いかけるので、答えると「なるほど」しか美容師の人は言わなくて、話がまったくかみ合ってないのに、なんで問いかけるんだろう?と思った事がありました。

私からしゃべっているわけではなくて、美容師の方の質問に答えているだけなのに「なるほど」「なるほど」と連発。私の返事が気に入らないならしゃべらなきゃいいのになって思ってなんだかすごくイヤだった。(一般的な返ししかしてないと思うけどなぁ)

で、最後の「ありがとうございました」もおざなりなお店で、二度と行かないと思っていたけど、その態度は「二度と来るな」だったのね・・・。

今気づいたわ、にぶすぎる私

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私の事ならいくらでも、そんな事あってもいいのですが、息子の場合はすごく困る

どうにかして、いつもの神業を披露してくれる美容師さんにカットしてもらうか、新人さんが、頑張って神業カットを習得してもらうかしか息子のヘアスタイルが死守できない~~その美容室は美容師を指名することができないお店なのです。

いやだったら違う美容室に行けばいい、と、できないのが障がい児の大変なところ。

慣れるのにすごく時間がかかるのですもん。
別のお店に慣れるのにまた5年?

なんてへこんでいる時に、こんな動画を見つけました。


「スマイルカット」って何?

調べてみたら、発達障害児のためのヘアカット?
発達障害児のためのヘアカットを浸透させる活動?➡HPこちら

動画見て、まさしく「そう!」と思いました。

この動画では、散髪時に、

じっとできないとか、
ハサミが怖いとか、
知らないお店が怖いとか、
知らない人が怖いとか、
ドライヤーの音が嫌だったり、

そんなもろもろの事が苦手な子どもがいるんです。

と、紹介してくれていました。

そんな子どもの達のヘアカットに挑んでくださる方もいるんですね。

親側としては、「嫌がられている」と感じてしまって、美容室に息子を連れて行くことが恐怖なので、スマイルカット活動うれしいです。

スマイルカット認定店というお店も存在するらしいのですが、うちから遠いとこしかない~

この活動が広まって、散髪に困っている人が解消されるといいなぁ・・・。

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