ダウン症児とHSP娘との暮らしのブログ

HSPだと思われる娘とダウン症児の息子と暮らしています。多くの気づきを得られる刺激的な毎日なので、忘れちゃもったいないな・・・と思って綴っているのですが、年々綴るのが遅くなっています。子どもらが育つということは親が年を取るということ。指が動かん・・・。

    筋肉の低緊張・身体的問題

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    息子が行っているデイサービスでは、さまざまなプログラムがあるのですが、「障害児とヨガの関係について」の研究のためにと、今度ヨガプログラムが試験的に行われることとなりました。

    ヨガは、障害をもっている方、高齢者にいい!と、聞いていたので、どんな風に息子に作用するのか私も興味津々・・・なんだけど

    大丈夫かな?



    という心配もあります。

    障がい者施設でヨガって結構プログラムの中に入ってるところ多いんですよね。なんでかな?



    ■ヨガの効果や特徴



    筋肉の緊張をほぐす


    ヨガは自分で身体を緊張させ、自分で身体を緩めるという方法で、身体をリラックスさせるもの。

    息子の場合、筋肉がとても柔らかいので、もっと緊張してほしいくらいなのですが、ヨガをすることによって自分で筋肉コントロールできるようになるのかな?

    上の写真のような片足立ち、息子にはちょっと難しい。バランスは両足でかろうじてとってる気がします。歩く時もふわふわして歩いてる感じです。岸壁とか吹き抜けの階段とか、恐ろしくてひとりで歩いてほしくない。

    ギャロップはできるけど、スキップができない。

    先生の話によると、身体の動きが不自由なお子さんが、長くヨガをやったおかげか、徐々に身体の動きがスムーズになってきたという話だったのですが・・・。

    息子もそうなるといいなぁ・・・。



    呼吸が深くなる



    ヨガの動きの特徴は、身体の動きと呼吸を連動させることにある。

    息子は鼻通りが悪いからか、呼吸がとてもへたくそです。
    口元の緊張感もゆるいので、いつも口があいたまま。

    鼻呼吸、できません。彼にとって、鼻は匂いを感じる器官。
    呼吸をつかさどる器官となっていないようです。

    ヨガの呼吸って鼻呼吸が主だと聞きましたが、鼻呼吸わかってないやろなぁ・・・。

    先生が息を吸って~、吐いて~と言っても多分意味わかってない・・・。



    誰でもやりやすい



    ヨガは、激しい動きをするわけではないので、誰にでもやりやすい。
    誰に見せるわけでもない、人と比べなくていい、競争ではない、自分の身体と対話する、それがヨガ

    ヨガは運動嫌いや、運動音痴の人にこそオススメと聞いた事がありますが、ポーズをとるだけで運動効果があるというのはヨガだけのような気がします。

    しかし、息子が先生の言う通りのポーズをしてくれるか疑問。

    先生がこうなら、俺はこうだ!


    みたいなポーズとるのがうちの息子・・・とほほ。

    リラクゼーション効果



    過剰な緊張を抑えるように筋肉を緩めることをリラクセーションというそうです。

    ダウン症は、筋肉が低緊張。
    つねにリラックス状態?

    と、思われるかもしれませんが、実は、低緊張だからこそ、人の倍?3倍?身体が頑張っているのを感じています。

    普通の人はそれほど力いれなくてもできる事が、息子にとってはすご~く力がいったりするのです。

    これって常にリラックスしていないって事?

    彼は「力を抜いて」がわかりません。
    「力を入れてる」かも、わかってないんじゃないかな

    「力入れすぎてるよ」「もっと力を抜いて」の加減は、自分で何度も体験して、体感としてわかっていってくれるといいなぁ。

    ■果たして、ダウン症児にヨガはいいのか?結果待たれる。

    ヨガの効果をいろいろ調べてみましたが、息子には難しいかなってのもある気がします。長く続けるといいのかなぁ・・・。

    障がい児に教えてくれるところ、あんまりないので、放課後等デイサービスのプログラムは大変助かっています。

    でも、人気のプログラムには入れないことも多いです。

    もっと気楽に、障がい児もいろんな事チャレンジできるようになればなぁと思っているところ。

    結果がいいものであって、講師の方の手が広がり、教える人が増えれば、障がいをもつ人たちにも教えてもらえるチャンスが増えるのかな?

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    今日は支援学校の卒業式。
    息子はまだ送り出す側です。

    数日前からその練習をずっとやっていたみたいで、連絡帳に「ちゃんと座って話を聞いたり、拍手するところはきちんと拍手したりできていましたよ」と、書かれていました。

    ■小学4年生でできている事

    普通の小学4年生ならば、きっとそれくらいできるので、こんな事書かれたりしないのだと思いますが、我が家の息子の場合、やっとそういった場で、落ち着いて座っていられるようになったところです。

    思い起こせば、小学1年生の入学式、息子は座ることはできたけど、長時間になると、背中が丸まり、椅子から降りて床に座ろうとしたり、だっこ~といったしぐさをしたりしていました。

    入学式で「○○君」と呼ばれて返事もできませんでした。

    つ~か、息子のクラスに返事できる子はいなかったな・・・。


    ですが、

    先生たちの努力のかいがあって、息子を含め、みんなちゃんと座って話を聞くことができるようになったし、返事もできるようになりました。



    ■ダウン症の障害のひとつ、筋肉の低緊張とは・・・

    ダウン症の人の筋肉は、筋肉が低緊張といって、弱く柔らかいという障害があります。

    低緊張とは、自分の体を支えるための筋肉の張りが弱い状態のこと。専門的には、筋緊張低下症という。

    具体的な特徴は

    ◇口元
    ・よだれがよく出る

    ◇姿勢
    ・うつぶせの姿勢から手だけで体を起こそうとする
    ・立ち上がるときに、足の小指が浮いている
    ・移動するときに、おしりを床につけてずりばいする
    ・歩くときにおしりを後ろに突き出し、足を横に大きく広げている

    ◇関節の極端な柔らかさ
    ・足首を曲げたときに、足の甲がすねにつく
    ・手のひらを内側に曲げたときに、腕につく

    (LITALICO発達ナビより)


    息子の場合、お座りができるようになるのも遅く、反り返りが強かったです。
    そしてよだれも多かった~
    そういったことが低緊張ということなんだと思います。


    6か月くらいの写真です。首を上げるのに必死です。娘はこのくらいはもう上半身ぴしゃ~だったです。年子なので、違いがわかりやすく、いつ頃になったら、首を持ち上げられるようになるのか不安でした。


    ボールプールが大好きでした。今もだけど・・・
    多分、身体が安定するからじゃないかな~と思います。ボールの塊が彼の身体をキャッチしてくれるので、身体を起こしているのが楽なんじゃないかな~



    ■低緊張はじわじわと本人の努力と熱意で克服する

    理学療法も受けましたが、理学療法で指導されたからというより、長い時間かけて、身体ができた時、お座りができるようになったって感じでした。

    ↓2歳頃です。なんとか座れるようになった頃。それまでは反り返りが強く、座っても後ろに身体をのけぞったりしていました。
    suwaru

    幼児期から小学校に入学してからも、がんばって長く座るとか、頑張って先生の話を聞くとかの時間があるので、そこからさらに座っておくという事が上手にできるようになっていったように思います。

    ↓バランスディスククッションを授業中椅子に置いて、体幹鍛えたりしている子もいました。体幹がしっかりしていない障がい児多いです。


    息子は足をつけて座るってのを頑張ってて、椅子を牛乳パックで作ったりしました。


    牛乳パックでつくる椅子は、足の高さを本人仕様に調節でき、かつ、いらなくなったら簡単に捨てられるので、よかったです。これ、支援学校でも先生たちが作って使っていました。(支援学校の先生たちいろいろ作ってて勉強になる~

    足の裏をしっかりつけて、きちんと座るというのを地道に学校でも家でもやり続け、小4の今は、先生に褒められるくらいになりました。

    やった~♡



    普通の子たちの親御さんとは、ちょっとちがった角度からの喜びです。

    ちょこっとづつでも頑張っていれば、けっこう出来るようになることも教えてくれるダウン症という障がい。

    これからも向き合っていかなくては・・・。

    ↓これが簡単にできるのも、筋肉が柔らかなダウン症ならではか・・・。娘は身体が固くて、こんなに広がらないので、悔しがってます




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    最近、やっと鼻を少しかむ事ができるようになりました。
    ぎこちないかみ方で、「ぶーー」と言って鼻をかんでいます。

    「ぶ~」という言葉は鼻をかめ!という言葉と化してます。


    シャボン玉も作れるようになりました。

    息を出す事はわりとすんなりできました。

    教える時、私や娘が顔を近づけて息を吹いてみせたり、髪の毛を息で飛ばしてみせると、

    おお、なるほど~

    みたいに息を吐いて、その後、ストローで息を吐くとシャボン玉できるよ~とやって見せたら、シャボン玉がぽろぽろっと出来たので、息をはく=シャボン玉ができるとわかったみたいです。

    鼻をかむ事も、鼻から息を出す事によって鼻水が出る、という結果が目に見えてわかるからできたのかな?

    問題は吸う事です。
    これがまたできない~。
    わかってないっぽい。

    味噌汁を吸う。
    コップのお茶を吸う。

    「飲む」ってのは、口をあけて入ってきた水分が勝手に入るみたいに思ってる?吸って飲むと思っていない感じ。

    息子がやってるのは、口をあけて傾けたコップから水が入ってきた時に、あわてて口の中から水がこぼれないように、口を閉じて飲むって感じです。だから、水が大量に口の中に入って、むせたりこぼしたりしています。
    kobosu

    この壁を超えなくちゃ

    ストローで吸って液体を飲むのを教える時も

    この異物はなんだ?

    的に口に入るとストロー噛んでいます。吸うための物って教えるの難しい~

    これから夏なのに、まだまだ哺乳瓶続くのかな
    哺乳瓶の乳首は吸うってわかってるんだけどな。

    ストローはまだまだですが、コップの方は多少ましになって、たまに吸うのですが、持続的に吸ってないので、飲むはまだわかってないっぽいです。

    (wrote:2010-05-23 20:37:11)


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