ダウン症児とHSP娘との暮らしのブログ

HSPだと思われる娘とダウン症児の息子と暮らしています。多くの気づきを得られる刺激的な毎日なので、忘れちゃもったいないな・・・と思って綴っているのですが、年々綴るのが遅くなっています。子どもらが育つということは親が年を取るということ。指が動かん・・・。

習い事

娘は1歳半から習い事を始めました。

1歳半で、ドラキッズという勉強系の習い事に通ってみたのですが、これが、娘に合わなかった

娘が通った教室は、2人の先生がいました。とても子どもをよくわかっている先生で(ドラキッズの先生はみんな有資格者ばかりなのだそうです)、親にまで優しく親身になってくださる先生でよかったのですが、授業内容が、娘に合わなかったようでした。

頑張って1年8ヶ月通ったけど、こりゃだめだ、と私が断念してしまいました。


■勉強系の習い事に入ってみた

ドラキッズは小学館の幼児教室。各地にあるようで、私の住んでいるところは、近所のスーパーに入っていました。娘は幼児の頃から、人の中に入りたいのに、入れないって感じだったので、何か習い事をしてお友達ができるといいなって思っていたので、入ることにしたのですが・・・。

いろんな科目があるから、楽しくできるかな?




しかし、授業的内容の習い事は、みんなそれぞれ自分でやるものばかり。自分がやりたい~って子は向いてるかもですが、消極的で、こうやっていいのかな?ああやっていいのかな?とやってることに不安を感じている娘には合ってなかったようでした。

やってて楽しそうだなって見えたのはドラえもん体操だけだったです。

読み聞かせの時間もありましたが、まったく先生のお話を聞いてなくて、後ろの方で、ふらふらしていました。

みんなが固まっているところで、じっと同じように座っているのが嫌なのか?、人が話している話を聞くのが嫌なのか?は、わからなかったです。

先生は大丈夫ですよって言ってくれたけど、その時は私がおろおろしてしまいました。

大きくなった娘に聞いたら、

勉強は何やってるのかまったくわかんなかった。読み聞かせは話している内容がわかんなかったから嫌だった。

のだそうです。ダンスだけが楽しかったとは言ってました。

私が感じていたことは間違いじゃなかったんだな。

勉強系の習い事は、そこを楽しく感じる子が行くところなんだな~と、学んだ出来事でした。

■ダンスが楽しそうだったので、舞踊系を探してみた

勉強系は諦めて、そのまま児童館や公園で幼児期を楽しもうかとも考えたのですが、近所の子ども達、みんな習い事してて、公園や児童館はちょっとやんちゃな子どもが多かったんで、大人しい娘には入る余地がなかったです。

友達作りは習い事しか道ないんだ!

と気づいたので、またしても習い事探し。今度は舞踊系で何かないかと探し始めました。

ダンスがよかったのですが、ダンス系って4歳からしか近所はなくて、まだ3歳だったので、バレエしか道がなかった。バレエは3歳からOKでした。

とりあえず、体験を申し込んでみたのですが、娘は体験してくれませんでした。

げ!レッスン入ってくれん!

レオタードも靴も貸してくれたのですが、レッスンに入らず、レッスンをじっと見て帰るということになってしまいました。

こっちの方向じゃないのかな~?

と、思ったのですが、もう1軒別のバレエ教室に行ってみました。

そこはおばあちゃん先生と娘って感じの教室でした。
そんなに優しいって感じの先生ではなかったのに、何が決め手だったのか、す~っとレッスンに入って、体験をすることができました。

娘にやる?って聞いたらうなずいたので、そこに入ることにしました。
その後、長く続いて、6年生までバレエしていましたが、中学で吹奏楽をやりたいらしく、バレエと両立は難しかったので、辞めることになりました。

今、娘にその時の話を聞いてみると、

バレエ、楽しかった。音楽が特によかった。クラッシックの音楽がゆったりして気持ちよかった。

そうです。

え?音楽の方がよかったの?

私が考えていたのとは違うバレエの捉え方していたみたい。でも、やめた今でもバレエ楽しかったって何度も言っています。

■相談しながら決められるようになった

バレエを習う事は、私が道を決めたけど、バレエをやめる方向にするのは、2人で相談して決めました。

HSCの娘は、幼児期とても言葉が少なく、自分から発信する、がなかなかできませんでした。なので、決めるのがほんとに難しかったです。どうしたいのか?を言ってもらえなかったです。今聞いたら・・・

世の中の何もかもが怖かった。

そうです。

小学校高学年くらいから、自分を発信する事が少しづつできるようになってきたのですが、否定されるとグレるので、話し合うというのが難しかったです。「こうならないと嫌」と譲らないのは、思っている方向にならないのが嫌なんじゃなくて、否定された悲しみの方が強いようでした。

でも、ダメや無理はあるから、すり合わせは仕方ないんだよ~って感じで、本格的に一緒に考えて決められるようになったのは最近です。

■短期で終わった習い事

●テニス

小学高学年になると、体育でボールの授業があるのですが、ボールがなかなか上手になりませんでした。家で私と練習したりしたのですが、うまくいかなかったです。

学校からうなだれて帰ってくるので、どこか教えてもらえるところないかな~と、探してみました。近所のバレーボールのチームとかでもよかったのですが、娘がその団体の中に入る力がなかった。

おとなしい娘に、出来上がってるチームの中に入るのは無理だろうなぁ。

と思ったので、近所のカルチャーセンターにテニス教室があったので、テニスに入ってみることにしました。

人数が少なくて、時にマンツーマン指導になってしまい、マンツーマンだと先生の言葉がとてもきつく感じるみたいで、先生の一言一言に傷ついて帰ってきていたので、すぐにやめることになりました。

敏感な子に体育会系男子の言葉は辛いんだな・・・。と、学びました。

先生が悪いわけじゃないんです。体育会系若い男性のはきはき明るくて強い言葉は、繊細な娘の心に響き過ぎるみたい。指導を上手に受け取れなくて申し訳ない・・・。

でも、指導のおかげで、体育のボール授業が楽しめるようになり、バスケットやバレーボールの授業も普通にこなせる力がついたので、入ってよかったです。

●水泳

水泳の授業についていけなくて、習うことにしました。

しかし、HSPの娘、あれこれ習うの嫌いみたい。いろんな人に会ったり、いろんな先生に合わせるのが大変で、気を使う場が増えるので、あまり習い事を増やしたくないみたいでした。なので、短期の水泳教室に入ることにしました。

夏休みだけ、とか冬休みだけの集中講座があったので、その教室に申し込み、水泳授業を乗り切ることができました。

●公文&学研

勉強も授業でついていけなくて、塾探しが必要でした。さらっと授業で習うだけではうまく内容を受け取れないみたいで、丁寧な指導が必要な娘でした。

最初は公文に入ったのですが、先生がハキハキとちょっと厳しめの先生だったので、自分からどこがわからないかの発信をしにくかったらしく、打ち解けられなくて、先生は逆に、はっきりしない子は不得意なようでした。「はっきり言わないとわからないでしょ!」という場面になってしまって、揉めたので、辞めることにしました。

次に入った学研の先生は、「どこがわからないの?」と下に降りてきてくれて、丁寧に指導してくれる先生だったので、ずっとお世話になる事ができました。

繊細な子には、習い事の先生の性格の見極め大事!と学びました。

■HSPの習い事選び

「出来る」で目立つのも、「出来ない」で目立つのも嫌う娘。でも自分で上達するための力もないんで、習う必要がありました。

趣味の習い事なら、嫌ならやめるでいいけど、学校の授業でついていけないと、補習的に学ぶ必要があって、あっちこっち探し回って大変でした。

娘の繊細な心を壊さず、かつ、力をつけさせてくれて、通うのが容易なところってどこだ~?

HSP娘の習い事選び、まじ大変だった

前に進む推進力が少ない
しかし、進めるようにお膳立てしてあげて、ちょっと押してあげれば長く続きます。
ルーティンが上手な娘です

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息子が行っているデイサービスでは、さまざまなプログラムがあるのですが、「障害児とヨガの関係について」の研究のためにと、今度ヨガプログラムが試験的に行われることとなりました。

ヨガは、障害をもっている方、高齢者にいい!と、聞いていたので、どんな風に息子に作用するのか私も興味津々・・・なんだけど

大丈夫かな?



という心配もあります。

障がい者施設でヨガって結構プログラムの中に入ってるところ多いんですよね。なんでかな?



■ヨガの効果や特徴



筋肉の緊張をほぐす


ヨガは自分で身体を緊張させ、自分で身体を緩めるという方法で、身体をリラックスさせるもの。

息子の場合、筋肉がとても柔らかいので、もっと緊張してほしいくらいなのですが、ヨガをすることによって自分で筋肉コントロールできるようになるのかな?

上の写真のような片足立ち、息子にはちょっと難しい。バランスは両足でかろうじてとってる気がします。歩く時もふわふわして歩いてる感じです。岸壁とか吹き抜けの階段とか、恐ろしくてひとりで歩いてほしくない。

ギャロップはできるけど、スキップができない。

先生の話によると、身体の動きが不自由なお子さんが、長くヨガをやったおかげか、徐々に身体の動きがスムーズになってきたという話だったのですが・・・。

息子もそうなるといいなぁ・・・。



呼吸が深くなる



ヨガの動きの特徴は、身体の動きと呼吸を連動させることにある。

息子は鼻通りが悪いからか、呼吸がとてもへたくそです。
口元の緊張感もゆるいので、いつも口があいたまま。

鼻呼吸、できません。彼にとって、鼻は匂いを感じる器官。
呼吸をつかさどる器官となっていないようです。

ヨガの呼吸って鼻呼吸が主だと聞きましたが、鼻呼吸わかってないやろなぁ・・・。

先生が息を吸って~、吐いて~と言っても多分意味わかってない・・・。



誰でもやりやすい



ヨガは、激しい動きをするわけではないので、誰にでもやりやすい。
誰に見せるわけでもない、人と比べなくていい、競争ではない、自分の身体と対話する、それがヨガ

ヨガは運動嫌いや、運動音痴の人にこそオススメと聞いた事がありますが、ポーズをとるだけで運動効果があるというのはヨガだけのような気がします。

しかし、息子が先生の言う通りのポーズをしてくれるか疑問。

先生がこうなら、俺はこうだ!


みたいなポーズとるのがうちの息子・・・とほほ。

リラクゼーション効果



過剰な緊張を抑えるように筋肉を緩めることをリラクセーションというそうです。

ダウン症は、筋肉が低緊張。
つねにリラックス状態?

と、思われるかもしれませんが、実は、低緊張だからこそ、人の倍?3倍?身体が頑張っているのを感じています。

普通の人はそれほど力いれなくてもできる事が、息子にとってはすご~く力がいったりするのです。

これって常にリラックスしていないって事?

彼は「力を抜いて」がわかりません。
「力を入れてる」かも、わかってないんじゃないかな

「力入れすぎてるよ」「もっと力を抜いて」の加減は、自分で何度も体験して、体感としてわかっていってくれるといいなぁ。

■果たして、ダウン症児にヨガはいいのか?結果待たれる。

ヨガの効果をいろいろ調べてみましたが、息子には難しいかなってのもある気がします。長く続けるといいのかなぁ・・・。

障がい児に教えてくれるところ、あんまりないので、放課後等デイサービスのプログラムは大変助かっています。

でも、人気のプログラムには入れないことも多いです。

もっと気楽に、障がい児もいろんな事チャレンジできるようになればなぁと思っているところ。

結果がいいものであって、講師の方の手が広がり、教える人が増えれば、障がいをもつ人たちにも教えてもらえるチャンスが増えるのかな?

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