うちのダウン症児 来年は高3。
就労場所を決めるためにあちこち見学&体験生活に突入するします。
知的障がい 療育手帳Aなので、高校までで勉強はもうおしまいとなるはず。いろいろやったけど、成果といえば、50音、数字は10くらいまでわかるって感じで、言葉もほぼ話すことはできないし、お金の計算もできるようにはなりませんでした。
療育頑張ったからといって、知的障がいを凌駕するものではないんだなって育ててみてわかりました。
幼児から小学生までは、教育ママゴンのように頑張ったけど、「たくさん覚える」が無理で、「理解する」ということも、たくさんは難しい子だというのがわかってきました。
自分が気になる事、好きな事はすっとできるようになるし、覚えるという奴でした。
無理な事、難しい事にチャレンジさせようとするよりも、楽しく生活する方向にしようと考えて高校生までやってきてしまいました。
高校生になると、勉強よりも、就労を意識した授業が多くなった感じがします。
先生も私たち保護者も次の所属先を作るのに必死って感じ

所属がないと不安に感じてしまうし、社会に出ていろんな事体験してもらいたいって気持ちもあります。
息子は、学業の次は「働く」というシーンになる事がわかってない。
なので、言われるがままやってる感じです。でも、いろんな事をやるのが大好きなので、本人は学校の授業も作業も苦痛に思ってはいないようです。
学業の次は「働く」という事を教えるためにも、職場実習はいい機会でした。
実習先は先生が決めてくれたのですが、学校内での作業所を想定した授業があって、その時の様子などから決められたようでした。
しかし、息子は新しい場所や人が苦手なので、実習先の扉を開けて入ってくれるのかな・・・
、というがまず心配でした。

以前、放課後等デイサービスを移らなくてはならなくなって、体験に行ったところでは部屋にはいってくれなくて、玄関でふて寝してしまったので、慌てて迎えに行ったという苦い記憶が・・・

↓その時の記事こちら
作業に入る前に、部屋に入ってくれなかったらどうしよう作業内容ができない事より心配だ~
と、思っていたのですが、一緒の実習先になった子がいたので、そんな母の考えは杞憂に終わりました。
実習先によって違うのかもしれないけど、息子の実習先は2人入っての実習でした。はじめのうちは、朝、作業所内に入る時うちの息子を待っていてくれたので、その子も不安だったんだと思います。
次第に、2人とも慣れてきて、作業所内に普通に入れるようになってきました。作業所の方々も親切で、障がいについてとてもよくわかってる方々だったので、無理を言われることなく、作業できたみたいです。
ただ、作業内容ができたかどうかという点では、うちの息子はあんまりできなかったみたい
1週間のうちの最後の日にやっとできることが見つかったらしく、最後まで腐ることなくよくがんばったって言ってもらえました。

一緒に行った子が、できる子だったので、その子に助けられてなんとか1週間作業をこなすことができたようです。
でも、就労先に1人で入ることも考えられるんで、今回は、一緒に実習する子がいて助かった~と思う反面、実際、就労する時はどうなることか・・・と、思ってしまいます。
1作業所に多くの障がい児が入る事の方があまりないみたい。
以前見学に行った作業所では、昨年1人しか入らなかったって言ってたな・・・。
高齢の方ばかりの就労先もたくさんあるようだし、作業所の人間関係も考えて就労場所の選定をせねば・・・。
就労についての課題も見えてきました。人見知り的なものが、緩和されるようとか、出来ることを増やすとか、手をよく使えるようにするとか・・・?
できる事が少ないと、就労先、狭まるよね

2年生の夏休みには、たくさんの作業所の体験や、見学のチラシとかももらったのですが、聞いたところによると、夏休みの体験、見学はやっぱり高3の子が優先みたい。
1ヵ所夏休みに作業所に見学に行って、作業所の人も「まだ高2だから、いろんなところを見るといいですよ」と言われ、私もまだ高2だからとぼやっと考えていたのですが、実習に行った事で、就労というものががめちゃくちゃ近く感じました。
あと1年ちょっとで学生生活卒業かぁ・・・。
ダウン症児の育児ってどうすれば?と、最初は思ったけど、
なるようにしかならなかったな・・・。
就労先もなるようにしかならないんだろうな・・・

いいご縁がありますように・・・

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